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  トップページ > 平和・民主主義のページ > 核兵器廃絶 > 全国商工新聞 第2965号 3月7日付
 
核兵器廃絶
 

核兵器全面禁止の新署名 日本原水協

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広島、長崎、東京と3つの都市で行われた「核兵器全面禁止のアピール」国際署名の発表集会(都内)

 全国商工団体連合会(全商連)も加盟する原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は2月15日、新しい国際署名「核兵器全面禁止のアピール」に取り組むことを発表しました。被爆地・広島、長崎と東京の3カ所で集会を開き、東京都内の会場には160人が参加。「署名は一人ひとりの行動と意識が大切」と、草の根から新しい署名運動のうねりをつくり出していこうと決意し合いました。

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総会で民商・全商連の平和運動の歴史を語る国分会長

 大黒作治代表理事(全労連議長)が主催者あいさつ。「世界は核兵器廃絶の流れに向かっている。この日をスタートに新たな運動を起こしていこう」と呼びかけました。また、高草木博代表理事が新しい署名「核兵器全面禁止のアピール」を読み上げました。
 日本被団協事務局長の田中熙巳さんが「核兵器の全面禁止は難しいことではない。一人ひとりの力を合わせ頑張りましょう」と呼びかけ、静岡原水爆被害者の会会長の川本司郎さんは、3・1ビキニデーに参加を強めようと訴えました。
 全国地域婦人団体連絡協議会事務局長の夏目智子さんは「平和は与えられるものではない、自らがつくりだすもの。地域から署名を広げていきたい」、日本青年団協議会社会女性部長の鳥島文彦さんは「青年が平和に無関心ではいけない。被爆国の青年には被爆者の声を語る責務がある」と決意を表明し、会場から大きな拍手が起こりました。
 広島平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルの佐々木貞子さんの甥に当たる祐慈さん(ミュージシャン)が「INORI」を熱唱、舞台女優の有馬理恵さんが戦争の悲惨さをうたった「慟哭」を朗読し参加者は目頭を熱くしました。
 全商連青年部協議会(全青協)の小林秀一前議長も参加。ボクシングポーズをとり、参加者と一緒に「核兵器なくそう」とパフォーマンスし、新署名推進の決意を新たにしました。
 集会に先立って開かれた原水爆禁止世界大会実行委員会の第67回総会では、全商連の国分稔会長が開会あいさつ。「新署名を地域から広げていこう」と訴えました。


新署名

国連事務総長も賛同 平和市長会議とも連帯
 「私たちはすべての国の政府に、すみやかに核兵器禁止条約の交渉を開始するよう求めます」―。核兵器全面禁止を求める新署名は、藩基文国連事務総長やセルジオ・ドゥアルテ軍縮問題担当上級代表など内外の広範な賛同を得てスタートしました。
 また、この運動は広島や長崎の市長らが提唱する平和市長会議の運動とも連帯し、全国の自治体首長や議長からも多数の賛同が寄せられています。

   
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