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  トップページ > 平和・民主主義のページ> 核兵器廃絶 >全国商工新聞 第2843号 8月25日付
 
核兵器廃絶
 

核兵器のない世界へ 新署名を確認
原水爆禁止2008年世界大会 開幕
広島大会 国分会長が閉会あいさつ

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広島大会で閉会あいさつする全商連の国分稔会長
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全国からの参加で会場いっぱいの広島グリーンアリーナ(前列は福島県の民商の代表)
 「平和」「核兵器をなくそう」などと書かれた色とりどりの旗やのぼり、千羽鶴などをもった全国からの参加者が続々と広島グリーンアリーナに集まった4日、世界大会・広島の開会総会が開幕しました。
  大黒作治全労連議長が開会宣言。秋葉忠利広島市長は、世界平和市長会議に2000以上の都市が加盟してきていることを紹介し「核兵器のない世界の実現へ、世界の圧倒的多数の市民とともに行動することを誓う」と連帯のあいさつを表明しました。また、現職の国連代表として初参加したセルジオ・ドゥアルテ国連軍縮問題担当上級代表は「皆さんが失望にくじけることなく、すべての活動に成功されることを期待する」と激励しました。
  生々しく被爆体験を語った日本被団協代表委員の男性は「生きているのは平和のため、核兵器廃絶のため。広島、長崎を繰り返すな」と呼びかけ、大きな感動を呼びました。
  関西学院大学教授の富田宏治さんが、国際会議宣言(2面参照)の内容を紹介。2010年NPT再検討会議は「核兵器廃絶への展望を切り開く重要な機会」だと強調し、全世界的な行動キャンペーンを呼びかけました。
  草の根の活動報告では、延べ10万人以上が参加した50周年平和行進の通し行進者らが元気よく発言。埼玉原水協は23議会での決議など、非核日本宣言を求める活発な活動について、神奈川県の代表は米・原子力空母「ジョージ・ワシントン」横須賀母港化に反対するたたかいを報告しました。
  6日の閉会総会では、新署名「核兵器のない世界を」の推進と運動を呼びかける「広島からのよびかけ」、原爆症認定集団訴訟の早期解決と認定基準の再改定を求める「特別決議」を満場の大きな拍手で確認。署名アピールを全商連青年部協議会の小林秀一議長が読み上げました。
  全商連の国分稔会長が閉会あいさつを行い「この思い、感激、感動を地域、職場、学園の運動に生かしてほしい。新しい署名に全力で取り組もう」と呼びかけました。また、国際会議(2〜4日)では、全商連の岡崎民人事務局長が議長を務めました。
  民商の仲間たち27人と参加し、平和行進の日本海コースを6日間歩き通した兵庫・但馬民商のAさんは「暑さとのたたかいでしたが、京都から受け継いだ全商連旗を鳥取に渡すことができました。子どもや孫に戦争をさせたくない。自分が元気なうちに核兵器をなくしてほしい」と思いを語りました。
  初めて原爆資料館を訪れたという福島・東石民商のBさんは「63年前、このまちが一瞬にして廃墟になったなんて…。海外派兵恒久法の制定を狙う動きもある。青年部で平和の大切さを語り継がなくては」と決意していました。
   
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