新基地許さない 辺野古・美ら海からのリポート
ヘリパッドも反対 やんばるの森破壊に怒り
沖縄本島北部の東村高江は、ドキメンタリー映画「標的の村」に紹介されています。
普天間から飛び立ったオスプレイは辺野古の着陸地帯で演習を行い、高江がある北部訓練場や伊江島で演習を繰り返します。
その高江で、辺野古の基地建設反対運動に、心を寄せながら2012年10月から2年10カ月もヘリパッド基地建設反対の座り込み活動に参加されているのが那覇民商副会長の糸数清さん=印刷=です(写真の右から5人目)。
週5日間座り込みに参加。南部の豊見城市の自宅から車で2時間30分かけて月曜日に高江へ行き、夜は着陸地帯の前の暗闇の中、車中で一人で寝るという活動で、現在はヘリパッド予定地N1裏で、工事業者の監視、説得活動を行っています。
天然記念物のノグチゲラの営巣を確認したり、飛べない鳥・ヤンバルクイナを観察したりするようになり、やんばるの自然の素晴らしさに感動。基地建設の暴挙にますます怒りを感じるようになったといいます。
高江の座り込みを終え、豊見城市の自宅に帰った日には、2時間かけて二十数人分の商工新聞を配達しています。「高江関連の記事が載ったときは会員の皆さんとの会話も弾みます」と基地をなくすため頑張っています。
全国商工新聞(2015年6月8日付) |