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  トップページ > 平和・民主主義のページ > 平和・憲法 > 全国商工新聞 第3166号4月27日付
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平和・憲法
 

新基地許さない 辺野古・美ら海からのリポート

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工事で海流変化 島の砂流失も
 先日、地元紙が沖縄防衛局が設置した大型浮具(フロート)の影響で、海流の流れが変わり平島から砂が流失していると報道しました。
 平島は、辺野古海域にある無人島です。この島は、辺野古区のホームページで紹介され、「レクリエーションの場」として親しまれてきました。
 5月ごろにはオーストラリアからアジサシが巣作りのため飛来してきます。
 島のすぐ近くには、幅4メートルもある巨大なハマサンゴなどがつらなっています=写真下。数百年の歴史を経て成長したものであると専門家はいいます。沖縄県は保護すべきAランクの場所として辺野古・大浦湾を指定しています。
 今、ここが戦争準備のために巨大な米軍基地につくり変えられ、海がつぶされようとしています。アジサシやサンゴなどありとあらゆる生き物が、基地建設のため「私を殺さないで」と、悲痛な叫びをあげています。
 特に、翁長知事の作業中止命令にもかかわらずボーリング調査が行われている大浦湾には、「世界自然遺産条約のリストにも」といわれる、貴重なサンゴ礁が広がっています。これらはいったん埋め立てたら自然(海)は戻りません。
 70年前の終戦時、辺野古先の収容所では4万人もの住民が、海の幸で飢えをしのいだとのことです。宝の海、命の海が存亡の危機に立たされています(4月12日記)。

全国商工新聞(2015年4月27日付)
 
   

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