NPT再検討会議へ向け各地で署名宣伝行動
各地の民主商工会(民商)は地域の原水協とともに、核兵器のない世界を実現させるため、年初から署名宣伝行動を繰り広げました。5月のNPT(核拡散防止条約)再検討会議へ向け、代表派遣を決めるなど運動を強めています。
|
雲仙寺「原爆の火の塔」の横に集まる徳島の行動参加者 |
1000人分署名上積みへ
徳島民商
徳島民商は4日、徳島県原水協の人たちとともに「核兵器のない世界を」の署名行動を霊山寺と大麻比古神社で行いました。
17人の参加者が初詣で客に呼びかけ、午前10時から1時間半で473人分の署名が集まりました。5月に開かれるNPT再検討会議へ向け取り組んだもの。民商では代表を派遣するため、全会員に協力を呼びかけ、さらに1000人分の署名の上積みをめざしています。
「核兵器のない世の中に早くなったらいい」「核兵器でけん制し合うのでなく核兵器をなくすことで平和を」「世界平和に核兵器はいらない」「オバマ大統領が前向きな発言をした今が大事な時だ」と若い人から、お年寄りまで署名に協力してくれました。
私が行きます Tさん訴え
北海道・釧路民商
北海道・釧路民商も加盟する原水爆禁止釧路地区協議会は1日、「被爆者援護連帯・2010年元旦平和募金・核兵器のない世界へ」新署名行動を厳島神社参道で実施しました。
寒風が吹き付ける中、7団体18人が参加。署名20人分、募金1万2000円余が集まりました。
寒さが厳しい時間帯でしたが、マイクを使わず肉声で「核兵器のない世界」の署名と「被爆者援護」の募金を訴えました。釧路民商のTさん=損保代理店=は5月に開かれるNPT再検討会議へ行き、集めた署名を持ってニューヨークで核廃絶をアピールする決意を表明。「あと4カ月、署名と募金に打ち込み、老骨にむちを打ちつつ頑張っていきたい」と抱負を話しました。
オバマ大統領のプラハ演説の内容についての訴えを聞いて署名した女性は「アメリカ大統領が核兵器廃絶を言及するなんて」と考え深げな表情に。
Tさんは「今回の行動も含めて、6・9行動が若い世代に引き継がれていくよう、これからも運動を進めて行きたいと考えています」と決意を新たにしていました。
|