「9条を身近に感じて」草の根で広がる憲法保護の取組み
「京の手焼きせんべい」を製造・販売する京都・Tさん、Sさん夫妻。第16回中小商工業全国交流・研究集会の物産展に、九条ネギ入りの手焼きせんべいを出品しました。「全国でお茶を飲みながら憲法9条の素晴らしさを語ってほしい」と願う幸栄さんの手記を紹介します。
憲法守る九条ネギせんべいを開発
京都・東山民商 Tさん=製菓=の手記
九条ネギは、京都市の南側、九条周辺で栽培される京都特産の青ネギです。その生産者から依頼され、九条ネギ入りの手焼きせんべいを夫と開発しました。憲法9条を変えようとする動きが急速に強まる下、「憲法守る九条ネギせんべい」として食べていただければ、憲法9条が身近に感じてもらえると思いました。
“憲法9条な生き方”を志向する私です。営業が平和や憲法擁護につながれば、こんな幸せはありません。少しでも平和に近づこうとする不断の努力が必要と思います。
京都市東山区古門前通東大路西入ル北古西町318 三善製菓所 Tel075・541・0974 ファクス075・541・0933 3枚×6袋(18枚入)で400円
「刺繍の技を生かしたい」 9条ワッペンを作製
愛知・稲沢民商 Sさん=刺繍
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Sさんが作った9条ワッペン |
「自分の技を生かして憲法9条を絶対守りたい」と刺繍で9条ワッペンを作るのは愛知・稲沢民主商工会(民商)のSさん=刺繍=です。
工場の隣には稲沢9条の会事務所があり、ワッペンの売り上げは「運営費に」とカンパしています。製作は時間が空いた時に、製品で残った糸を使って機械を動かします。「作り始めたのは2年前。9条の会の人たちと話をしていたとき、何かできないかと思ったことがきっかけです。私の父は日中戦争で電信兵として戦地へ。子どものころ、銃弾が飛び交う中で危険な作業をした話をよく聞きました。またテレビでイラクやアフガンの子どもたちの惨状を見ると、いたたまれません」と話します。
ワッペンは洋服やかばんなどにアイロンで接着できます。「9条の会の多種多彩な催しで多くの人に広めていきたい」とSさんは意欲満々です。
問い合わせ 愛知県稲沢市小沢3の10の33 いなざわ9条の会事務局(稲沢民商内 Tel0587・32・3822)、200円で販売
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