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平和の尊さを伝える平和地蔵と9条のカッパ
福島・福島民主商工会(民商)南部支部のOさん=工務店=が店の敷地に建立した「平和地蔵」と「9条のカッパ」が、登下校する児童たちをはじめ地域の話題になっています。
Oさんが昨年8月15日の終戦記念日に作ったもので、天気のいい日には地域のおばあちゃんと孫の散歩コースにもなり、さい銭や供え物が常に添えられています。
福島市出身のOさんは太平洋戦争で航空兵に志願。1945年3月10日、悲惨な東京大空襲を経験しました。敗戦後、福島に戻り、妻と2人で建築・土木業を始め民商に入会。40年来の会員です。「平和あっての商売、平和でこそ地域で生活できる事をつくづく感じ、平和を守らなければと強く思った」と話します。
昨年11月3日の文化の日に、「平和地蔵」「9条のカッパ」のお披露目式を開き、地域の人たちにも集まってもらいました。
小学生が「9条のカッパってなあ〜に」「お地蔵様かわいい〜」などOさんに聞いてきますが、「家に帰ってお母さん、お父さんに聞いてごらん」と返事をします。
Oさんは言います。
「お地蔵様や9条のカッパが、まるで地域のお年寄りや子どもたちに平和や憲法を語っているようです。多くの人たちに平和の尊さを伝えたい」。
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