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  トップページ > 平和・民主主義のページ > 憲法 > 全国商工新聞 第2862号 1月12日付
 
平和・憲法
 

金融危機と憲法で講演会

京都中小企業9条の会 地域密着型の経済こそ

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「思想信条・立場の違いを超えて頑張ろう」と閉会のあいさつをする京商連の田口副会長
 京都中小企業9条の会は昨年12月6日、第3回憲法講演会を京都市内で開催しました。金融問題と憲法をテーマに大阪産業大学の本山美彦教授を講師に迎え、会場いっぱいの80人が参加。京都府商工団体連合会(京商連)・民主商工会(民商)からは32人が参加しました。
 世界的な金融危機の下、本山教授は「危機はどこまで進むのか」を主題に講演。新自由主義で米国経済が投資型社会に変遷し、あらゆる債権が証券化されて売買される実体や、歯止めないカジノ資本主義の仕組みなど、今の金融情勢を分かりやすく解説しました。
 またアメリカの経済戦略にふれ、今後の日本への経済圧力について注意を促したうえで、「株式は企業活動に参加する会員証として使われるべきで、金融機関は、地域貢献度で評価されるべき」と力説しました。
 質疑応答では「この金融危機が収まるのは、何年後?」の質問に、「大恐慌よりひどい状況。20年はかかるのでは」という話も。
 京商連の田口克己副会長は「バクチ経済の責任が、政治にあることを見逃してはならない。平和でこそ商売繁盛。思想信条、立場の違いを越えて頑張ろう」と閉会あいさつで強調しました。
 右京民商の西村英弥会長は「アメリカの金融が、日本金融そのものを支配している事がよく分かった。地域密着型の経済の重要性を改めて感じた」と感想を寄せました。
   
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