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▽靖国参拝
終戦記念日の8月15日、靖国神社を福田内閣の新閣僚となった太田農水相、野田消費者行政担当相、保岡法相の3大臣のほか、副大臣、首相補佐官、政務官ら計9人が参拝。小泉元首相、安倍前首相や自民党の古賀選対委員長なども相次いで参拝しました。超党派議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」によると、参拝者数は自民、民主など53人に上るといいます。
靖国神社はもともと戦没者の純粋な追悼施設ではありません。戦前は、陸軍省、海軍省所管の軍事的宗教施設。「名誉の戦死」をとげ、「英霊」としてまつられることが最高の美徳とされてきました。戦後、民間の一宗教法人となりましたが、境内には戦争を賛美する展示品が並べられ、1978年には、侵略戦争の直接の責任者であるA級戦犯が合祀されました。過去の侵略戦争を正当化することを使命とした組織が靖国神社なのです。
憲法は侵略戦争の反省にたって、憲法20条で信教の自由・政教分離を定めました。靖国神社などの国家神道が侵略戦争推進の精神的支柱になっていたことへの反省に立つものであったからです。
その神社を自民、民主などの国会議員が毎年のように参拝する‐‐。過去の侵略戦争を反省しないのでは、国民はもとよりアジア諸国からの信頼も支持も得られません。 |
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