ヘリパッドつくらせぬ 座り込み6周年=沖縄
沖縄県商工団体連合会(県連)と、やんばる統一連は6月30日、「高江座り込み6周年・自動車パレード」を行い29人が参加しました。
名護市から東村まで車13台、オートバイ1台が約1時間、元気にパレードしました。
東村の博物館で休憩をとり、やんばるに住む生き物のはく製などを見学。あらためて自然の豊かさに触れました。
午後はヘリパッドいらない住民の会主催の「高江座り込み6周年報告会」に参加。会場の東村農民研修施設には村内外から約500人が集まり、「オスプレイを飛ばさない、ヘリパッドをつくらせない」と団結を固め合いました。
抗議活動を国から「通行妨害」と訴えられた名護民主商工会(民商)会員の控訴審判決(6月25日)について弁護団が不当な判決内容を報告しました。
弁護団は、国が公判で示した証拠映像や書類を紹介。「(建設業者や防衛局員らの)前を横切ったりするだけで『通行妨害』とされた。明らかに住民や運動を萎縮させるのが目的」「国の行為を許してはいけない。勝利するまで頑張ろう」と呼びかけました。
最高裁の上告について本人が「抗議活動を続ければ大きな問題になっていく。基地を撤去し、戦争のない世界をめざそう」と訴えました。
高江の現状などを描いた「非戦を選ぶ演劇人の会」による朗読劇「私の村から戦争が始まる」に住民や弁護士が出演し、高江の子どもたちによるフラダンスも披露されました。
参加者は「建設を阻止してやんばるの森を守らないといけない」「僕も建設業者や防衛局の人達と向かいあって抗議しているが、妨害行為になるのはおかしい。完全な不当判決だ」と怒りを示しました。
全国商工新聞(2013年7月22日付) |