辺野古新基地建設許すな! 座り込み3000日=沖縄
「辺野古の海に杭1本も打たせなかった」―。
沖縄・名護民主商工会(民商)も参加する「ヘリ基地反対協議会」は4日、「オスプレイ配備反対! 辺野古新基地建設反対! 座り込み3000日のつどい」を開き、名護市民会館に約400人が参加しました。
2004年4月19日から始まった住民の座り込みが5日で3000日を迎えるのを受けて開かれたものです。
集会では、稲嶺進名護市長からメッセージが寄せられたのをはじめ、市民団体や政党などの代表があいさつに立ちました。
名護民商の大西照雄さん=不動産=は「ヘリ基地反対協議会」の共同代表としてあいさつ。「座り込み8年間のたたかいは、かつてない人間の絆と連帯による不屈のたたかい」と訴え、会場から共感の拍手が起こりました。
15年前、十数人で始まった新基地建設反対のたたかいが、辺野古の海に杭1本も打たせず、いまや「辺野古新基地建設反対」が沖縄県民の総意になりました。集会参加者は日米両政府の新基地建設計画を破綻に追い詰めていることを確信しました。
また、日米両政府が普天間基地に墜落事故の危険性が指摘されている垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ配備を強行しようとしていることについて、日本共産党の前田政明県議は「超党派での『オスプレイ配備反対県民大会』の開催が県議会で決まった」と報告。参加者はオスプレイ配備阻止へ向け決意を新たにしました。
集会の第2部「文化のつどい」では、東村高江のフラダンスチームの踊りや「お笑い米軍基地」として県内で人気のFECオフィスのコント、大宜味村でハルサー(農業)ミュージシャンとして活動しているアイモコのライブなどで盛り上がりました。
全国商工新聞(2012年7月23日付)
|