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警視庁に電話、10分で駐車許可証発行に
困ったときはその場から警視庁に電話をかけるのが一番―。改正「道路交通法」に伴う強権的な駐車違反の取り締まりに対して、これまで何度も警察庁や警視庁に「駐車許可証」の発行を求めてきた埼玉・川口民主商工会（民商）のＡさん＝運送＝。警視庁に抗議し、「間違っていたのは警察官。大変ご迷惑をおかけしました」と謝罪させました。Ａさんの手記を紹介します。
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| 警察署で発行された駐車許可証の写し |
主に東京都内に家電製品などを配達・設置をしています。駐車場が少なく、許可証がなければすぐに駐車違反のステッカーが張られます。
警視庁に３月に抗議してから東京都江東区内の警察署では、許可証の発行が周知徹底されつつありますが、「適切に対応したい」と言明させてきたにもかかわらず、徹底されていないのが現実でした。
３月１５日の日曜日のことです。社員が江東区内の警察署に「家電製品の配送・設置を行います。近くに駐車場がないので、駐車許可証を発行して下さい」と申請しました。ところが、「土・日曜日は出せません」と言われました。社員が「他の警察署は土・日曜日も発行してますよ」と言うと「平日しか出せない」の一点張り。結局、許可が出ないため近くの交番に行きました。そこでは一生懸命に許可証の申請用紙を探してくれ、本署の許可を取り、１時間後にようやく許可証が発行されました。
そして翌日の１６日。別の交番で駐車許可の発行を申請しました。今度は「冠婚葬祭でないと発行できない」と言われ、「そんなはずはない。昨日は別の交番で許可証を発行してもらった」と言っても発行できないとの回答。困った社員は私の所に電話をし、私が警察官と話しました。
「警察庁や警視庁が発行すると言っているのに、なぜあなたは発行しないんですか」と尋ねると「ここで発行したら全国の交番で発行しなければならなくなる」とのこと。「後日、警視庁に抗議する」と電話を切りました。
私はすぐに警視庁苦情係へ電話をし、「正式な回答がほしい」と伝えました。４日後、江東区内の警察署の交通課課長から謝罪の電話が入り、「今後は周知徹底させます」と約束。その後、これまで許可証を発行してくれなかった交番に行くと約１０分で発行してくれるようになりました。
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