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全国商工新聞 第2812号 1月7日付
IT・サービス
店に併設 バスケットコートを無料開放
若者や家族連れに大人気
岩手・盛岡民商久保さん バスケット専門店
子どもたちの元気な声が飛び交い、バスケットボール好きの若者が競技に汗を流す‐そんなバスケットコートを併設したのがバスケットプロショップ「スクラッチ」。経営者は岩手・盛岡民主商工会(民商)の会員です。「日本にも待望のプロリーグが2年前にできた。これからバスケットファンはもっと増える。シュートの醍醐味、バスケットの面白さを地域にもっと知らせたい」と夢を広げています。
定期開催している「3オン3大会」。約10チームが地域、職場などから参加しています
店舗の奥にバスケットコートがあります
盛岡市からやってきた社会人チーム「籠道組合」のメンバーたち。若いお客さんが絶えません
若者が集う店
「スクラッチ」は、僧侶から弁護士、学校の先生などさまざまなバスケット好きが集まったことから英語で「寄せ集め」の「スクラッチ」。東北新幹線の岩手県沼宮内駅から車で5分、国道4号線沿いにあります。
バスケット用品の豊富な品ぞろえのほか、屋内コートは誰でもいつでも1日中無料で使えます。近隣の学生や社会人、家族連れなど遊びに来る人が絶えません。「今のシュート良かったよ」と声をかけ、ボールを追いかけ、汗をかくのをみんな楽しみにしています。
コートの壁には、商品を購入した人が挑戦できるフリースロー連続5本(景品付き)の達成者約100人の名前と、連続記録(最高41本)の名前がずらりと張り巡らされて壮観です。
「店長、NBA(アメリカのプロリーグ)が始まったね。レブロンのダンクシュート見た? すごいよね」と店に入ってきたのは常連の仲間。盛岡市の社会人チーム「籠道組合」の仲間4人と来店しました。チーム名はバスケットの和名「籠球」にちなんで命名。高校時代に全国大会の代表選手にも選ばれた大のバスケット好きで「地元にこうした本格的な専門店がなかったので興奮しました。僕にとってはバスケットの聖地です」とうれしそうです。
3年前の開店に当たって考えたのが、バスケットコートの無料開放。「まず楽しんでもらって買ってもらえればいいから」‐これが魅力となって口コミでお客さんが広がりました。
申告なら民商
経営者の久保さんは、九戸村にいるお兄さんの「確定申告するなら民商がいいよ」との勧めで開業後すぐ民商に入会。「消費税や税金のことを話し合ったり、商売の交流もできて楽しい」と、盛岡市北部ブロックの班会に毎月欠かさず参加しています。オープン時には会員10人ほどが激励に駆けつけました。
盛岡民商会長の高杉さん=賃貸=は「地域の拠点ともなっており、もっと子どもたちや学校関係者にも知ってほしい」と、店に地元の滝沢村柳沢小中学校の生徒とPTA会長を連れていきました。
会長は「無料開放にはびっくりしました。あそこまで徹底しているとは。学校にはバスケット部と卓球部しかありませんが、久保さんに頼むと大概なんでもそろう。地域になくてはならない店。すぐ学校の納入業者として契約しました」と喜んでいます。
1年前に立ち上げた通販のホームページは品ぞろえの豊富さとともに、3オン3競技の写真や、情報を交換できる「掲示板」もあって好評です。全国から問い合わせがあり、今ではインターネットの検索サイトで「バスケットショップ」と入力すると1、2位に位置するほどです。
地域に根付いて
「1人でも何人でも、年齢を超えて楽しめるのがバスケットのいいところ。誰でも遊べる場所をつくりたいという夢の第1歩は実現できました。将来はフットサルなども取り入れて、真ん中にコートを併設した本格的な専門店に発展させたい。地域の活性化にもつながるはず」‐久保さんの夢は大きく広がっています。
ホームページ (
http://baske-scratch.com/
)Tel0195・62・6070
(C)全国商工団体連合会
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