新たな店や人との出会い 民商の夜オリで街に活気
夜の街ににぎわいと活気を-。各地の民主商工会（民商）が取り組む｢夜の街オリエンテーリング｣（夜オリ）が盛況です。参加者が組をつくって参加店を訪問。おいしい料理や料飲業者との新たな出会いが人気で、地域に元気と笑顔を広げています。
もてなしの心喜ばれ お店の魅力アピール
新たな店や人との出会いを楽しんだ岩国民商の第5回夜オリ
山口・岩国民商は10月18日、第5回夜の街オリエンテーリングを開催し85人が参加。3〜4人一組のチームが、初出店を含む20店舗のうち、指定された3店舗を2時間以内に回りました。
おなかを空かせた参加者のために提供することになっている、おにぎり以外におでんを用意したスナックや、｢エッ、こんなに出るの！｣と驚くほど料理を用意した飲食店など、それぞれがお店の良さをアピールしました。
参加者がゴールした後、参加店舗で使える｢お食事券｣が当たる恒例のお楽しみ抽選会を行い、当選した人を先頭に早速、飲みに繰り出すグループもありました。
参加者からは｢今まで知らなかったお店に出会えて大変良かった。ぜひ毎年行ってほしい｣｢一生懸命なおもてなしの気持ちが伝わり、また行きたいと思った｣｢いろんな人と出会えてうれしい｣など、新たな店や人との出会いを喜ぶ声が寄せられました。
また参加したいの声 赤字覚悟のサービスも
79人が参加した｢ワクワクドキドキ｣の北上・夜のオリエンテーリング
岩手県北上市で2回目となる｢北上・夜の街オリエンテーリング｣が開催され79人、19店舗が参加しました。ともに前回を上回る参加で、大満足の夜オリとなりました。
夜オリのスタートは市内の公民館。北上民商の石川満会長が｢北上の夜の街を一緒に盛り上げましょう｣とあいさつ。午後7時、参加者は、1グループ2〜4人に分かれ、繁華街に向けて、一斉に歩き出しました。
指定された店は初めての人もいて｢ワクワク｣｢ドキドキ｣がいっぱいです。
今回の参加店は、スナック、焼き肉店、居酒屋など。新しいお客を意識し、手の込んだ料理やおでん、海鮮料理を出す店も。おしゃれなお通しを準備した店や、｢今回は店の宣伝よ｣と赤字覚悟でボトル1本をテーブルにドーンと置いてサービスする店もありました。
店内では｢乾杯｣の声が響き、ママさんと語り合うお客も。
最後は3000円分の飲食券が当たる｢お楽しみ抽選会｣。当選者の名前が読み上げられるたびに歓声とため息が上がりました。
参加者からは｢毎月こうした企画をやってほしい｣｢来年もぜひ参加したい｣との声が上がり、参加店からも｢たくさんのお客が来てうれしかった｣｢初めてのお客さんも来てくれた。次も参加したい｣などの声が寄せられました。
民商では次回の開催に向け｢さらに参加者、参加店舗を広げていきたい｣と話し合っています。
全国商工新聞（2017年11月27日付） |
