<民商が夜の街元気に>
初の夜オリに132人が参加=香川・さぬき東民商
市長も飛び入り参加
「元気が出た」評判だったさぬき東民商の「とらまるナイトツアー」
香川・さぬき東民主商工会(民商)は11月10日、夜の街オリエンテーリング「第1回とらまるナイトツアー」を開催し、21店舗、132人が参加しました。香川県内では高松、坂出の両民商に続く3地域目の夜オリ。東かがわ市が後援し、藤井秀城市長も飛び入り参加するなど、市内の商店街、三本松地区に元気と活気をもたらしました。
「とらまるナイトツアー」は集合場所となった三本松地区にある山から名付けられたもの。佐藤市郎実行委員長(さぬき東民商相談役)が「このツアーをきっかけに商店街を元気づけよう」とあいさつ。参加者は午後7時、3〜4人のグループをつくって、店をめざしました。
藤井市長や市の職員をはじめ、信用金庫の職員も参加するなど、予想の2倍を超える人たちが集まり、大盛況となりました。
会外の9店舗をはじめ、参加したスナック、カラオケ店、焼き肉、焼き鳥、居酒屋、お好み焼き店は、それぞれ料理を工夫。モツ鍋、国産和牛、中華料理のフルコースが出されるなど、大盤振る舞いする店もあって参加者は大喜び。店内は「カンパイ」の声が響き、楽しい会話が弾みました。
終了後は商品券などが当たる「お楽しみ抽選会」。お米、ランの花、図書カードも準備され、当選発表のたびに歓声が上がりました。
参加者からは「たくさん来たのう」「面白かったわ」「こんなに参加者が多いとは」「ええ企画、これからも協力したい」の声が上がり、参加店舗からは「こんなにお客がいっぱい入ったのは久しぶり」「元気が出た」などの感想が出されました。
ナイトツアーを企画したのは、三本松地区の民商会員が「不景気で廃業が増えるばかり。夜オリを通じて店と地域を元気にできないか」と声を上げたのがきっかけ。ことし6月に実行委員会を結成し、すでに実施していた高松、坂出の夜オリを視察、準備を進めてきました。
佐藤実行委員長は「多くの参加で元気が出た。次も頑張ろう」と、次回のナイトツアーに向けた構想を練っています。
全国商工新聞(2015年12月7日付) |