客呼ぶ店づくりとは「売り上げアップ・経営学習会」=北海道・中部ススキノ支部
北海道・札幌中部民主商工会(民商)ススキノ支部は7月14日、「売り上げアップ・経営学習会」を初めて開催。役員を中心に準備したもので、スナック経営者など16人が参加し、店づくりのポイントなどを学びました。
講師はフードアドバイザーの新井陽子さん。飲食店の新規開業サポート事業などもしている新井さんは「お客さまの立場に立って経営やお店づくりを考えていくことがポイント」「看板やメニューの創意工夫が顧客の心をつかみ、リピーターにつながっていく」と述べて、お店の雰囲気やサービスなどの「店舗力」がお客を呼ぶことにつながると強調しました。
参加者からは「今まで店づくりについて聞く機会があまりなかったので、勉強になった」「自分のお店のやり方を見直すいいきっかけになった」など、前向きな感想が寄せられました。
ススキノ支部では昨年10月、初めてナイトツアーを行い、「会員のニーズや利益につながる集まりや学習会を開こう」と議論してきました。今回の学習会は「売り上げや利益を増やすための学習会を開いてはどうか」と役員が提案したもの。広谷馨常任理事=飲食=から講師の紹介があり、役員で分担して準備を進めました。
毎週の商工新聞やニュースにチラシを折り込みながら、役員がチラシを持って会員訪問し参加を呼び掛けました。他の支部からも「ぜひ話を聞いて勉強したいが参加していいだろうか」との問い合わせもあり、関心の高さを実感しました。
ススキノ支部役員は「参加した会員から良かったという声が出されて、いい学習会だった。今後も会員の利益につながる学習会や『来て良かった』と言ってもらえる集まりを企画していきたい」と手応えを感じています。
全国商工新聞(2015年8月3日付) |