初の夜オリ開催 街も民商も活性化=長崎・佐世保
街に笑顔とにぎわいを生んだ佐世保民商の夜の街オリエンテーリング
長崎・佐世保民主商工会(民商)は1月27日、初めて夜の街オリエンテーリングを開きました。「飲んでさるこうよか店ナイト」をスローガンに、料飲街と支部の活性化を図ろうと準備したもので、16の店舗と60人の参加者でにぎわいました。「さるく(こう)」はぶらりと巡ることを指す方言です。
参加者は、事前にチケットを購入し、指定された3店舗を2時間で回ります。カラオケスナックや居酒屋など店側はリピーターを獲得しようとサービスを工夫。おいしい料理と楽しい会話で参加者を迎えました。
参加者からは「期待以上のもてなしを受け、お店の意気込みや心遣いがうれしかった」「知らない店に行けてよかった。2時間があっという間だった」「民商の仲間ということで快く迎えてくれたので入りやすかった」などの好意的な感想ばかり。
店舗からは「普段は来店されない年齢層のお客さまに来てもらえた」「リピーターになってくれそうなお客さまもできた」「抽選商品の金券を早速当日に持ってきてくれた」と声が上がり、参加者、店舗の両方から「次回も参加したい」と期待が寄せられました。
「夜オリ」は、不況と消費税増税で厳しさを増す料飲街の状況を変えたいと取り組みました。長野・飯田民商から資料を取り寄せて準備を始めました。3歩進んで2歩下がる繰り返しでしたが、開催当日、無事にゴールに戻って来る参加者の笑顔に一安心でした。
実行委員会では2月5日に打ち上げを行い、参加店舗7人を含む20人が参加。「次はもっと規模を大きくして開催したい」と話し合い、会員同士のつながりも深まりました。
全国商工新聞(2015年2月16日付) |