夜の街にぎやかに 料飲オリエン各地で開催=香川、大阪
新しい出会いを満喫 口コミで参加店も増=香川・高松
香川・高松民主商工会(民商)は7月16日、「まちオリ」を高松市の中心飲料街で開催しました。「地域の活性化」と「仕事おこし」を目的に、実行委員会を立ち上げて取り組んだもの。22店舗、100人の参加者が新しい出会いを満喫しました。
集合時間の1時間も前から待ちきれない参加者が集合場所に集まりました。3〜4人一組で3店舗を回るルールで、参加者は夜のまちを散策。お客さんへのお礼として「大入り袋」を用意しているお店や、巻きずしやオードブルのごちそうを用意し、食べ放題・歌い放題で迎えるスナックなど、どの店も大いに歓待しました。
2時間後の抽選会には、参加店舗の食事券20本を用意。当たった参加者は歓声とともにさっそくお気に入りの店に繰り出していました。参加者、参加店舗ともに「新しい出会いがあった」「次はいつやるのか」と声が聞かれました。
高松民商では、20年ほど前にもオリエンテーリングを計画したことがありましたが、参加店が少なく断念。今回は「新しいお客さんに来てほしいからぜひ参加したい」と大好評で、口コミで参加店舗が増え、半数が会員外からの参加でした。開催後には、参加店舗を回り、2人の会員と読者が1人増えました。民商では「お店もこういう企画を必要としている。小規模でも楽しいし、どこの街でもやっていった方がいいね」と話しています。
うまいもんみつけた 初めての店楽しむ=大阪・生野
大阪・生野民主商工会(民商)は7月17日、初のスタンプラリーを行い18店舗、54人が参加。「楽しかった。毎年やらなあかんで」と参加店舗、参加者から歓迎されました。
スタンプラリーは巽東南、巽、小路の3支部の区域にある飲食店を、3人一組で回るもの。民商の高野正明会長が「地域を知って楽しいひと時を過ごしましょう」と開始を呼びかけ、参加者は店を目指して出発しました。
カラオケ店、焼き鳥屋、居酒屋、お好み焼き屋などで「乾杯」を繰り返した参加者は「生野にもこんなうまいもんがあったんや」とみな笑顔に。友達を誘って参加した青年部員は「初めての店でも楽しく飲める」とおしゃべりをしていました。帰りには「次回も楽しみ」との声が多く聞かれました。
初めての開催となったスタンプラリーは、「店も人も集まるんかな」と不安の中、手さぐりで準備をスタート。しかし、「声を出し、足を出していこう」と地域の飲食店を回ると、民商との関わりがない店も「地域のためや」と快諾。後日、署名を持って参加店舗を訪問すると「よう頑張ったな」「新しいお客さんとの話が楽しかった」との声が多く聞かれました。
また、「民商は税金対策やと思っていたけど、経営や国保の減免にも力を入れているなんて初めて知った」などの声も聞かれ、民商の活動もアピールできました。
実行委員を務めたSさん=不動産=は「地域経済が落ち込んでいる今こそ、みんなで今後の方向性を探り、小さくても行動して団結することが求められる。スタンプラリーは民商のような異業種の組織にもってこいの企画やと思う。今後も地域の顔になるよう続けていきたい」と熱く語っていました。
全国商工新聞(2014年8月25日付) |