夜オリでにぎわう料飲街
料飲街「夢巡りツアー」店舗同士のつながりも=福岡・八幡西
福岡・八幡西民主商工会(民商)は先ごろ、3年ぶりにオリエンテーリング、夢巡りラリーを行いました。142人、24店が参加。参加店舗を中心にした実行委員会で取り組み、夜の街を盛り上げました。
開催地の北九州市八幡西区の黒崎は昔からある料飲街ですが、2012年8月頃から「暴力団立ち入り禁止」の標章を付けた飲食店が相次いで傷害事件や不審火に見舞われ、客足が大幅に減っていました。「警備の警察官と客引きだけが目立つようになった街を盛り上げたい」「お店、お客さん、会員、人のつながりをつくりたい」と今回のオリエンテーリングを企画しました。
参加者は夜7時に公園に集合。3人でグループを作り、地図を片手に夜の街に繰り出しました。3店舗でお酒や料理を楽しんだ後は、再度公園に集まり福引きをしました。食事券、ボトル券などが当たるとほろ酔いの参加者からは楽しげな声が。1等の別府の有名ホテル宿泊券の当選発表では拍手と大歓声が広がりました。
参加店舗は後日集まり、交流。「久し振りにお客さんが来てうれしかった」「ラリーが終わってから、20人が戻って来てくれた」「次にやるときは、実行委員会に入って手伝うよ」など和気あいあいと語り、店舗同士のつながりも深めました。
黒崎では民商のラリーのにぎわいが話題になり、「次はぜひ参加したい」と会外店舗から問い合わせも。「次回は5月くらいにはまたやりたいね」と実行委員会で話しています。
料飲スタンプラリー 参加店が交流会=大阪・福島
大阪・福島民主商工会(民商)は先ごろ、第6回スタンプラリー(10月20日開催)の参加店舗を集めて交流会を開きました。7店舗がスタンプラリーでの工夫や店の様子を交流しました。
交流会の参加店舗は、「自慢料理をぜひ食べてほしくて、料理をたくさん出した」(創作鶏料理)、「早く出せる料理を出してその間にお好み焼きを焼くなど、お客さんを待たせないようにした」(お好み焼き)とラリー当日の工夫を出し合いました。「サービスが良かった」「一度入ってみたいと思っていた」など参加者が喜んでいた様子も口々に伝えられました。
一方で参加者からクレームがあった店舗も。「反省して今後の経営に生かしたい」「お客さんの意見が聞ける貴重な機会になった」と話し合いました。
「当日は店を離れられないので他の店がどんな雰囲気だったのか分からなかったが、話を聞くことでスタンプラリーの全体像が見えた」と好評。スタンプラリーを主催した「福島安心の店ネットワーク」の代表も「他の店がどんな対応をしたのか気になっていたので交流できて良かった」と話していました。
第6回スタンプラリーには、126人が参加し、3〜4人のグループで指定された3店舗を回るルール。飲食店で使える金券などが当たる抽選会を開きました。
全国商工新聞(2013年2月4日付)
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