ナイトツアーで店内満席 みんな笑顔!=宮崎・日向
「第3回日向ナイトツアー」が9月7日、宮崎県日向市内で開かれ、170人、21店舗といずれも過去最高の参加となりました。日向市に加え、地元新聞の「夕刊デイリー社」も初めて後援、夜の街に活気を呼びました。
日向民主商工会(民商)も加わる「ナイトツアー実行委員会」が主催したもの。
参加者は事前に3000円の参加券を購入。2時間で3店舗回るのがルールです。
今回は「お楽しみ抽選会」を、個人戦と団体戦の2回に設定。個人戦は「大入袋」が40人に当たる企画で、一巡目のお店で三角くじを引き「当たり」が出たら閉会式で引き換えます。それもあってか、参加者全員が終了の午後9時に集合場所に戻ってきました。
2時間で23〜28人が来店するとあって、どの店も満杯状態。料理にも工夫を凝らし、スナックの店舗は、「いなり、すし、おでん、空揚げ、レタス巻き」などを特別に準備してもてなしました。「居酒屋で食べ物が少しで、次のスナックに行ったらおにぎりが出てうれしかった」など少しの気遣いの大切さなども学ぶことの多いツアーです。
参加店にとってもリピーターを作るチャンス。何人再来店してくれたかで、その日の各店舗のもてなし具合がよく分かります。「ツアーに参加してない店をのぞいたら、かんこ鳥が鳴きよったから、次から参加するよう誘った」という参加者もいました。
市が後援したこともあり、市職員、学校の先生、市議らも参加。「いい企画ですね。楽しかった」と感謝されました。
閉会式時にスタンプ券を箱に入れ、それを実行委員が引き当てる「グループ団体戦」です。総額5万円の食事券が21グループに当たるもので、抽選会では、若い参加者のグループが自分たちの番号をコール。当たりが出ると、「キャー」と小躍りしたりハイタッチをしたりと全員が笑顔でした。
最後は黒木富規実行委員長が「また次回も参加してくれるかな」と参加者へ問いかけると、会場からは「いいとも」の大合唱で解散しました。
参加者は終了後、「偶然同級生がいた。今から同窓会よ」と、グループや友達同士で気に入った店へと戻っていきました。
全国商工新聞(2012年9月24日付)
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