夜の街スタンプラリー あんな来客は久しぶり!=滋賀・大津
滋賀・大津民主商工会(民商)の料飲業者を中心とする支部は6日、大津市内の浜大津・柴屋町の飲食街で初めてのスタンプラリーを行いました。スナックなど10店舗、70人が参加。夜のナイトクルージングを楽しみ、夜の街に活気をもたらしました。
不況が長引くなかで「ぱっと明るくなる話はないやろうか」とのスナックのママさんたちの声に応えて企画されたもの。
ラリーは3人1組となって、実行委員会が指定した3店舗を2時間で楽しむもの(参加費は一人3500円)で、店は「ワンドリンク・ワンフーズ」を準備し、お客さんに「わが店」をアピールします。
スタート地点は市内の川口公園。午後6時30分には参加者が次々と集まり、ルールの説明に「何や、好きな店に行ったらあかんのか」「カラオケはあるやろか」などワイワイ、ガヤガヤ。午後7時、スタートの合図で、参加者はいっせいに夜の街に繰り出しました。
目安は1軒30分ですが、1軒目ですでにホロ酔いかげんの組も。「あの店は、飲み放題にしてくれた」と気分も上々で、スナック、居酒屋、うどん屋ありと、参加者は久しぶりの夜の街を楽しみました。ラリー終了後は「空くじなし」のお楽しみ抽選会。参加店で使える「金券」が発表されるたびに「当たった」などの歓声が上がり、半数近い参加者は「金券」を手に“飲み直し”に街に散っていきました。
参加者からは「行った先々の店でいろんな人と出会えた」「民商はこんな楽しいこともやっているんだと初めて知ったわ」などの声が。スナックのママさんからも「一度にあんなにお客が来るのは久しぶり。またやってほしい」などの感想が寄せられました。
ラリー後も「今度はいつやるの」「うちの店も参加させてほしい」などの声も民商や役員に寄せられており、次回の開催に向けて動き出しています。
ラリー開催にあたり同支部は2回の説明会を開催し、全会員訪問して参加店を募集。支部長らが、県庁や市役所など約20団体を訪問、参加を呼びかけました。
全国商工新聞(2011年9月26日付)
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