料飲業者スタンプラリーが好評・夜の街ににぎわいと活気
各地の民主商工会(民商)が取り組む料飲業者のスタンプラリーが好評です。地域を巻き込んで発展し、「あの店にもう一度行きたい」という声も出て、にぎわいを取り戻しています。
初の取り組みに110人 長野・佐久民商
110人が参加した佐久民商主催の第1回オリエンテーリング
長野・佐久民商は6月23日、市内の料飲街・中込橋場に活気を取り戻そうと、第1回夜の街オリエンテーリングに取り組み18店(会員7店)、110人が参加しました。
ルールは4人でグループをつくり、あらかじめ決められた4店をスタンプをもらいながら2時間で飲んで歩くというもの。
3000円でチケットを購入した参加者は、午後7時のカウントダウンを合図に成田公園をスタート。新しいお店の発見や人との出会いを満喫し2時間があっという間に過ぎていきました。
ゴールではお楽しみの抽選会。景品は、1等現金1万円、2等現金5000円。参加店からもボトルキープ券が提供され、抽選のたびに大きな歓声が上がりました。
参加者からは「どんなイベントなのかと思って参加したがいい企画だ」「またやってもらいたい」「あの店にもう一度行きたい」「こんなに楽しんで景品まで当たって最高」などの喜びの声。お店からも「久々ににぎわい元気が出た」「この後お客が来てくれればありがたい」「またやってほしい」などの感想が寄せられました。
中込橋場は市内でも有数の料飲街。しかしここ数年、不況のあおりを受け街を歩く人の姿も少なく、料飲業者から「何とか街を活性化したい」との声が上がっていました。このため佐久民商は昨年11月、飯田民商の「夜の街オリエンテーリング」を視察。実現の運びとなったものです。
過去最高の45店350人 兵庫・姫路民商
過去最高の参加者数となったスタンプラリーとマップ
兵庫・姫路民商は先ごろ、姫路市内の繁華街、「魚町塩町」で8回目となるスタンプラリーを行いました。45店、過去最高の350人が参加、客足減少で悩む繁華街に活気が戻りました。
午後6時30分のスタートに先立ち、2組の地元アーティストによるライブコンサートを開催。ライブの音にひかれて集合場所の城南公園には続々と人が集まり、会場の空気は熱気であふれました。
事前に平山裕康会長らが参加店の呼びかけや周辺企業にビラ配りをしたこともあり、会員外の23店を含む45店が参加。乾富夫実行委員長(姫路民商副会長)の開会あいさつ後、参加者は参加店マップを片手にいっせいにスタート。家族、友人らで4店を回り、抽選が終わる9時30分までにスタート地点に帰ってくるのがルールです。
お楽しみ抽選会の景品は参加店で使えるお食事券(1等1万円から4等2000円まで)やバンダナなど。抽選結果のたびに、歓声が上がりました。
スタンプラリーには20歳から29歳までの若者たちも多数参加。アンケートにも30人が回答し、全員が「楽しかった」と答えています。参加店からも「次はお客さまの立場で参加してみたい」などの声が上がりました。
スタンプラリー実行委員会は、「魚町塩町に若者を呼び戻せる手応えを感じた。スタンプラリーを継続して町の活性化につなげ、メーンイベントに発展させていきたい」と元気いっぱいです。
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