住宅リフォーム助成 説明会に100人=東京
東京都八王子市は先ごろ、今年で4年目となる居住環境整備補助金(リフォーム助成)の施工者向け説明会を市役所内で実施、八王子民主商工会(民商)や東京土建、建設ユニオン、南多摩建築組合などから推薦された建設業者100人以上が参加しました。
同リフォーム助成は「安全・安心な居住環境の確保とともに、市内施工業者の育成、地域経済の活性化を目的」としたもの。
(1)バリアフリー化(2)木造住宅耐震(3)木造住宅簡易耐震(4)耐震シェルター・防災ベッド設置(5)省エネ化(6)長寿命化-の6種類の補助対象改修工事に分かれ、最大100万円までの補助を受けることができます。
説明会では、住宅政策課の安達和之課長が「施策は通常3年一区切りで見直しとなるが、今年も継続となり、当初予算も4000万円に増額された。皆さんのご協力もあり、市民からも喜ばれる制度になっている」とあいさつ。この後、昨年からの改正点、変更点、手続き方法、4月1日から受け付けを開始することなどを説明しました。
同制度を利用するには、民商など五つの団体に加入している工務店に工事を依頼することが条件で、民商は「施工業者に登録し、仕事の確保を」と呼びかけています。
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〈補助金の内容〉
(1)バリアフリー改修…5万円以上の工事で、介護保険の対象外のもの。対象工事費の20%を補助(上限20万円)
(2)耐震改修…要耐震診断。対象工事の50%(上限50万円)
(3)簡易耐震改修…耐震診断不要。改修工事費50万円以上で工事費の20%を補助(上限20万円)
(4)耐震シェルター・防災ベッド設置…工事費の50%を補助(上限20万円)
(5)省エネルギー化改修…屋根、壁などの断熱工事、浴室取り換えなど。10万円以上の工事で、工事費の20%を補助(上限20万円)
(6)長寿命化改修…屋根、外壁のふき替え、塗装、床改修など10万円以上の工事で、20%を補助(上限10万円)
年齢などの条件で助成額に加算あり。(2)(3)(4)の補助金を受ける場合、(1)(5)(6)との併用が可能。その他詳しい内容、条件、対象となる建築物等は八王子市のホームページか、民商に問い合わせを。
全国商工新聞(2014年6月2日付) |