住宅リフォーム助成創設で仕事おこしに期待=愛知・岩倉
愛知県岩倉市は、生活環境の向上、地域経済の活性化などを目的とした「市住宅リフォーム促進事業補助金」を創設、15日から1回目の募集を行っています。リフォーム補助制度は尾北民主商工会(民商)が09年以来、繰り返し要望してきたもので、「制度を活用し仕事おこしに取り組もう」と呼びかけています。
同補助金は、20万円以上の住宅リフォーム工事を対象に工事費の5%(上限10万円)を補助するもの。市の補助事業(耐震改修、太陽光発電システム設置、バリアフリーなど)との併用も可能で、その場合は、工事費の10%(上限20万円)が補助されます。
リフォーム工事は老朽化に伴う住宅の修繕、フローリング、壁紙の張り替え、浴室・トイレの改修、ドアや建具の改修など幅広い工事が対象。予算は1000万円。6月と10月の2回に分けて募集し、予算を超える場合は抽選となります。
尾北民商は09年、「地域活性化臨時交付金活用に向けての要望書」を市に提出して、リフォーム助成の創設を要望しました。11年にも隣接する江南市で実施されたことを受け、「岩倉市でも実施を」と市当局と交渉・懇談、議会への請願を重ねてきました。その結果、昨年の6月議会で、他団体が提出した請願が全会一致で採択されました。11月には民商として市と交渉し、早期の実施を求めていました。
全国商工新聞(2012年6月25日付) |