商店リフォーム大反響・視察相次ぐ=群馬・高崎
群馬県高崎市が実施している「まちなか商店リニューアル助成事業」(商店版リフォーム)について、全国から問い合わせや視察が相次いでいます。また、各地の民主商工会(民商)による自治体への創設申し入れも活発化しています。
同事業は、市内の商店が改装したり、設備を購入する場合、市が2分の1(最高100万円)まで助成するもの。昨年1年間だけで申請件数は738件にのぼり、予算総額も4億4000万円を突破するなど、大きな反響を呼んでいます。
高崎市によると、昨年12月16日までに事業にたいする問い合わせ(32件)や視察(14件・議員団の視察含む)は、宮崎県日向市、東京都墨田区、福島県郡山市など46件にのぼるなど「大きな手ごたえを感じている」といいます。
民商でも神奈川県商工団体連合会(県連)が、昨年10月に神奈川土建や日本共産党川崎市議団とともに視察。11月11日には、東京・玉川民商が22人で視察に訪れています。
自治体への要望では、沖縄・名護民商が名護市に制度創設を申し入れたのをはじめ、香川・さぬき東民商、岩手・久慈民商、新潟・上越民商、大分民商などが該当する自治体に創設を要望。また福岡県連は、昨年11月に開催した「経営対策交流会」で、全県的に創設に取り組むことを提起しています。
全国商工新聞(2014年1月6日付) |