住宅リフォーム補助 市職員が説明会=広島・庄原
広島県庄原市は5月から、住宅リフォーム補助制度を始めました。庄原民主商工会(民商)が一昨年10月から創設を要望してきたものです。
同制度は30万円以上の工事に対し、工事費の10%を助成するもので、上限は10万円。対象となる工事は基礎、外壁、屋根、樋、給排水設備配管、電気設備配管工事の修繕や改修などで、市内の小規模関連業者(年間指名業者の格付けのない9人以下の事業所)に発注することが条件となっています。12年度までの3年間で、初年度予算は330万円です。
制度創設を受け、庄原民商は市役所の「出前トーク」制度を活用し6月10日、担当者を講師に招いた説明会を開催。会内外から12人の業者が参加しました。市の担当者は制度の概要と具体的なリフォーム工事の内容などを紹介。申請書類への実際の記入の仕方について説明しました。
参加者からは「申請してから補助金が振り込まれるまで期間はどれくらいかかるのか」「工事の着工が遅くなったときはどうすればいいのか」「平面図だけで立面図や展開図は要らないのか」など実際に申請書類を提出する上で必要な事項について具体的な質問が相次ぎました。
すでに共同で作ったチラシを新聞に折り込んで営業活動を始める会員も出ており、積極的な取り組みも行われています。
民商では「予算枠を大きく超える申請をして補正予算や来年度の増額をかちとるよう、積極的な営業活動をしよう」と、支部役員会や班会で申し合わせ、取り組みを強めることにしています。
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