リフォームブームで1億円の予算を追加=宮古市
岩手県宮古市の山本正徳市長は11日、臨時市議会で大好評の住宅リフォーム補助制度について、6月議会でさらに1000件(予算1億円)を追加する考えを示しました。
これで2000件、2億円の予算規模となります。宮古民主商工会(民商)でも、建設関連業者79人中、すでに36人の会員が活用しており「リフォームの革命が起きている」との声が上がっています。
同制度は20万円以上の住宅リフォーム工事に対し、一律10万円を補助するもの。対象工事額が低いうえ、屋根塗装や外壁などの外装やタイルの張り替え、クロス・障子・ふすまなどの内装工事、洗面所、浴槽などの更新経費も含まれ「使い勝手がいい」のが大きな特徴です。
4月のスタート(500件、5000万円)直後から申請が殺到。市は追加補正で1000件(1億円)にしたものの、5月14日現在で申請が962件に。工事費総額も4億5400万円に上り、地元紙も「住宅改修補助人気が加速中」と報道しています。
制度の創設を求めてきた宮古民商も活用を大いに呼びかけ。2、3件の仕事は当たり前で、中には5件、10件の仕事を受注している会員もいます。
前昭建築(前川昭二社長)もその一つで、これまでに12件(完了3件)、約560万円の工事を受注(表)。「10万円の補助が市からでるからぜひリフォーム」をと、チラシや口コミで営業し、次々と仕事を確保しています。
市全体に活気が
前川社長は「制度ができて仕事も増えた。使い勝手がいいから営業がしやすく、ペンキ屋さんも左官屋さんも大忙し。申請書も記入例があって簡単だし、市全体がリフォームブームで、活気も出ています」と元気いっぱいです。
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