駅前商店街で大型店誘致計画アンケート実施=岡山
岡山・倉敷民主商工会(民商)は10月10日、チボリ公園跡地へのイトーヨーカ堂進出について影響アンケート調査をJR倉敷駅前の商店街で行いました。奥田伸一郎会長、八代典幸副会長ら4人が参加。19軒と対話しました。
昨年12月に経営難で閉園したチボリ公園の跡地利用をめぐって今年9月、地主のクラボウがイトーヨーカ堂誘致を決定。アウトレットモールと緑地公園を組み合わせた商業施設を建設する予定ですが、JR倉敷駅前の商店主から不安の声が上がっています。
アンケートではイトーヨーカ堂誘致で(1)商店街への来客が増えるかどうか(2)商店の利益増につながるか―などを調査。訪問したすべてのお店で誠実に答えてくれました。
集計結果(図参照)では、商店街への来客が「減る」と答えたのは32%。一方、「増える」「変わらない」を合わせると、47%と半数近くに達しました。
しかし商店の「利益につながると思わない」が53%で「つながると思う」の21%を大きく上回るなど、多くの商店主が来客が増えても利益増にはつながらないとの不安を抱えていることが浮き彫りになりました。
商店主らからは「倉敷の観光の目玉『美観地区』と駅前商店街の回遊性を高めるため、自治体は地図や道路標示を工夫してほしい」などの意見や「空き店舗対策で若者が集まる街づくりを」「自動車で移動できないお年寄りに、歩いて生活必需品がそろう商店街を」などの要望も出されました。民商ではこうした意見を市政に反映するよう取り組みを強化することにしています。
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