全商連トップページ
中小施策 税金 国保・年金 金融 経営 業種 地域 平和・民主 教育・文化 県連・民商 検索
 全商連とは活動方針・決議署名宣伝資料調査婦人部青年部共済会商工研究所発行案内入会申込リンク
  トップページ > 震災情報のページ > 全国商工新聞 第3046号 11月5日付
 
相談は民商へ
 
 

公契約条例制定へ 県議会が請願書採択=岩手

 岩手県議会は10月12日、本会議で「公契約条例の早期制定を求める請願」を採択しました。岩手県商工団体連合会(県連)、県労働組合連合会(いわて労連)、県自治体労働組合総連合、県建設労働組合連合会の4団体が提出していたもの。同条例は09年9月に千葉県野田市で初めて制定されたのを機に、各地で制定に向けた動きが広がっています。
 公契約条例は、自治体が公共工事や業務委託を受注する元請け企業に対し、従事する労働者の賃金の最低基準額などを義務づける制度。労働者の賃金・労働条件の改善はじめ、公共サービスの質の確保、地域経済の活性化につながるものとして期待されています。
 請願書は、東日本大震災で未曽有の人的・物的被害を受けたにもかかわらず、「被災地の求人は業種が限定され、単価が安く、臨時的雇用であることなどから、人手不足であるにもかかわらず被災者の就職が進んでいない『雇用のミスマッチ』が起きている」と指摘。適正な単価で公的な仕事を発注することを目的とした「公契約条例」の制定によって「被災地へ安定した仕事を数多く提供し、自立した地域経済と地域循環型の経済の再生を図ることにより、被災者の生活再建に希望を与えることになる」とし、同条例の早期制定を求めています。
 公契約条例は野田市で制定されたのを機に、神奈川県川崎市、東京都多摩市、同国分寺市、同渋谷区などに広がっています。東北でも秋田市が公契約条例の概要に関するパブコメを募集し、山形市も公契約条例の検討会を立ち上げています。

全国商工新聞(2012年11月5日付)
 
相談は民商へ
   
  ページの先頭