3・11 「原発ゼロ」めざし 各地で集会
東日本大震災と福島第1原発事故から1年。一方的な事故の「収束宣言」を出した政府や東京電力が原発の再稼働に固執する中、11日を中心に「原発ゼロ」を掲げた集会などが全国各地で開かれます。取り組みを紹介します。
東京・明治公園に2万人が集まった「原発ゼロをめざす7・2緊急行動」(11年7月2日)
全国商工団体連合会(全商連)も加盟する「震災復興・なくせ原発3・11行動in東京」実行委員会は11日、都内の井の頭公園西園(三鷹市)で「震災復興 なくせ原発」の集会を開催します。
メーン集会では、被災地からの女性、青年たちの発言が予定され、震災復興と原発ゼロをめざす運動の前進と決意を固め合います。
ブースでは運動の交流や生活・雇用などの相談コーナーが企画されています。集会後にはJR吉祥寺駅に向けパレードし「震災復興・原発なくせ」をアピールします。
また、11日を中心に全国各地でも「震災復興と原発なくせ」などをテーマに集会や宣伝が行われます。原発を抱える県では、これまでにない集会が計画されています。
北海道では「福島原発事故から1年、なくそう原発!許すな再稼働!3・11北海道集会」が札幌市で開かれるほか、旭川市や小樽市など各市で集会が行われます。六ケ所村の核燃料再処理工場や東通原発があり、大間原発が建設されようとしている青森県では、地域住民や労働者、民主団体、青年たちが青森県民集会を開きます。四つの原発と高速増殖炉「もんじゅ」を抱える福井県でも大規模な集会が計画されています。原発なくせの一点で幅広い団体が共同します。
全商連は被災地や被災者と連帯し、震災復興と原発ゼロをめざす運動を前進させるため、各地で開かれる集会に参加することを呼びかけています。
全国商工新聞(2012年3月5日付)
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