さよなら原発集会 九州・沖縄・韓国から1万5000人
「九州・沖縄・韓国に住む市民でつくる さよなら原発!1万人集会」(同実行委員会主催)が11月13日、福岡市舞鶴公園で開催されました。会場には福岡県内はもとより九州、沖縄、山口、広島、韓国から1万5000人が集いました。20人の呼びかけに応え実行委員会がつくられたもので原発の再稼動反対と、日本の全ての原発を廃炉にしろの声を上げました。
思い思いの仮装をして原発いらないをアピールする集会参加者
会場は、脱原発を訴える仮装した人やゼッケン、シャツに思い思いのメッセージを書いた参加者で埋め尽くされました。
福岡県商工団体連合会(県連)、県内の民主商工会(民商)から200人余りが集会に参加。そろいのハッピで、中小業者をアピールしました。
集会に先立って、脱原発を目指すシンポジウムが開かれ、呼びかけ人の石村善治・福岡大学名誉教授、出水薫・九州大学教員、木村朗・鹿児島大学教授、藤田祐幸・元慶応義塾大学助教授の各氏が原発の危険性と運動の課題を語りました。
集会では、沖縄の参加者が訴えるとともにエイサーを披露し、会場を盛り上げました。呼びかけ人代表の青柳行信さん(原発とめよう!九電本店前ひろば)が「空、海、大地が放射能にまみれないために原発を全て廃炉に」と呼びかけました。
韓国で脱原発の運動を取り組んでいる「韓日100年平和市民ネットワーク」運営委員長の李大洙(イ・デス)さんは「玄海原発で福島と同じような事故が起きたら韓国にも影響する。日本の脱原発の運動に励まされている」と激励しました。
集会宣言の採択後は、3コースに分かれて福岡市天神まで1時間半かけてパレードしました。福岡県連・民商の隊列は、県連副会長の音頭で「原発いらない、命が大事」と唱和し、元気にパレードしました。
会場では50店舗ほどの模擬店が出店され、民商からは西福岡・糸島民商の会員、福岡民商の読者が焼きそばなどを販売しました。
全国商工新聞(2011年12月5日付)
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