放射能汚染と原発学習会　引き続き監視・観測を＝宮城・名取亘理

福島第一原発事故による地域の放射能被害について学んだ名取亘理民商の学習会

　宮城・名取亘理民主商工会（民商）は8月28日、名取市内で放射能汚染と原発の学習会を開き60人が参加しました。
　名取市内の放射線測定や対策にも関わってきた薬剤師の轡基治氏が測定結果や市の対策状況、放射能の健康被害について講演。福島第1原発から80キロ離れ安全なレベルにあるが、事故が収束していないので、引き続き監視し、市に定点観測をさせていく必要があると語りました。
　講演後、参加者から「子どもの外遊びやプールは大丈夫か」と質問があり、側溝や落ち葉は放射線量が比較的高いので、注意した方がいいとアドバイスしました。
　「女川町原発の危険から住民の生命と財産を守る会」の高野博事務局長の講演では原発の廃止を強調しました。
　農漁業や健康への心配は消えていないことから、「何が起きているのか、何に気をつければいいのか」を多くの人に知ってもらうため開いたものです。