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  トップページ > 震災情報のページ > 全国商工新聞 第2993号 10月3日付
 
 

「さようなら原発集会」に6万人

 「原発から子どもたちを守れ、いのちを脅かす原発はいらない」―。「さようなら原発集会」が9月19日、東京・明治公園で開かれ6万人が集まりました。作家・大江健三郎氏ら著名9氏が呼びかけたもの。「新規原発計画中止」「既存原発の計画的廃止」などの一致点に基づき全国商工団体連合会(全商連)も参加しました。


東京・明治公園から代々木公園をめざしてデモ行進に出発する大江健三郎さんら呼びかけ人の各氏

 会場は福島県からの参加者をはじめ、「原発はいらない」「再生可能エネルギーへの転換」「放射能から子どもを守れ」など要求を書いたプラカード、うちわを持った子ども連れの家族や若者たちなどであふれました。
 舞台には、呼びかけ人の鎌田慧氏(ルポライター)、大江健三郎氏(作家)、内橋克人氏(経済評論家)、落合恵子氏(作家)、澤地久枝氏(作家)の5氏が登壇。
 鎌田氏は「人類は核と共存できない。子どもたちに平和な社会を残すために原発とは永遠にさよならをしなくてはいけない」と訴え。大江氏は原発推進勢力に対抗するには集会やデモしかないと述べ「しっかりやっていきましょう」と呼びかけました。内橋氏は「さようなら原発。いのち輝く日本を皆さんと歩き続けたい」、落合氏は「子どもが寝言で『放射能こないで』と叫ぶことを想像して下さい。私たちは原発に加担してはいけない」と強調しました。澤地氏は「原発事故は日本だけの問題ではない。人が暴走を止められない核は持ってはいけない」と呼びかけました。


「原発反対!」をコールする6万人の集会参加者

 ドイツから参加した環境団体のフーベルト・ワイガー代表は「脱原発ができるかできないかの問題ではなく、政治的にやるかやらないかだ」と強調。俳優の山本太郎氏は「放射能という危機が迫っています。僕たちのいのちがかかっています。みんなで立ち上がりましょう」と呼びかけました。
 集会後、新宿、原宿、渋谷の3コースに分かれパレード。全商連は国分稔会長を先頭に全労連、民医連、農民連、新婦人とともに行進し、「原発被害の完全賠償を! 原発ゼロ、消費税ゼロは中小業者の願い」と沿道の人たちにアピールしました。

全国商工新聞(2011年10月3日付)
   
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