複式簿記身に付けよう
毎月2回の学習会

全国商工新聞 第3337号11月19日付

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奄美民商が開いている「簿記入門学習会」

 「複式簿記を学びたい」「決算書が読めるようになりたい」-。鹿児島・奄美民主商工会(民商)の「簿記入門学習会-これであなたも決算書が読めるようになる-」が好評です。主に法人会員を対象にして8月から毎月2回開いているもので、これまでに延べ21人が参加。(1)複式簿記について(2)簿記を学ぶメリット(3)簿記のコツ(4)勘定科目(5)仕訳(6)決算-を一通り学んできました。
 6回目となった11月3日は実際に会計ソフトを使って伝票入力に挑戦。全商連の「小法人の決算・申告」パンフレットで、決算~申告書作成までの流れを学習しました。
 毎回夫婦そろって参加している小野隆三さん=自動車整備=は最近、会計ソフトを導入。「簿記は全く分からなかったけれど、複式簿記や仕訳の意味が分かってきた」「忙しくてなかなか難しいけれど頑張りたい」と意欲満々。すでに会計ソフトを使っているベテランの三浦妙美さん=紬製品製造=も「決算書を見てもよく分かっていなかったので、もっとスキルアップしたい」と参加しています。
 「パソコンは苦手」という会員も「いろいろな話も聞けるし勉強になる」と喜んでいます。
 それぞれ習熟度は違いますが、「パソコンが苦手でも、入力は慣れれば簡単よ」と励まし合って、和やかな雰囲気で進めています。
 「自主計算パンフ」を使って消費税についても学習しました。「一度に納付できなくて分納している」「消費税が経営を圧迫している」「うちは免税業者、これからどうなるのか…」「消費税の仕組みを知れば知るほど怒りが湧いてくる」などの声が上がりました。
 「PC会計が進んだ今こそ、簿記のセンスが求められる」「消費税につぶされないためにも自分でできる力を身に付けましょう!」とチラシを作って参加を呼び掛けました。

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