自主記帳が身に付く 連続講習会が好評
=愛媛・新居浜民商

全国商工新聞 第3331号10月8日付

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新居浜民商が開いている連続記帳講習会

 愛媛・新居浜民主商工会(民商)が開いている自主記帳を学ぶための連続記帳講習会が好評です。法人を設立した会員から「記帳を学びたい」との声が上がり、春の講習会に続けて開いているものです。
 講座は9月5日から毎週水曜日に開き、5回連続。テーマは(1)入出金伝票・現金出納帳(2)振替伝票(3)集計表(4)総勘定元帳(5)残高試算表・パソコン記帳です。毎回6人ほどが参加しています。
 9月12日は振替伝票について学びました。 振替伝票は、現金が動かないで預金で振り込んだ時や預金から引き落とされた時、手形などが増減した時に記入する伝票です。
 振替伝票を作成する際に気をつけることは、勘定科目、勘定科目の位置、左右の合計金額です。勘定科目は、もともと定位置があり、収益は右側にしか出ない、経費は左側にしか出ないといった位置があります。こうしたことに気をつけて振替伝票を作成しました。
 3回目(9月19日)は「集計表の作成」です。集計表は前回までに作成した入金伝票、出金伝票と振替伝票を科目ごとに合計し集計した表になります。
 まず、入金伝票、出金伝票、振替伝票をそれぞれ同じ科目ごとに分けます。
 集計表に記入する順序として資産科目、負債科目、収益、費用の順に上から記入。科目ごとに分けた伝票の合計を集計表に記入し、伝票をすべて集計表に転記した後、左右の縦合計をおくと左右は必ず一致します。転記した伝票にはチェックマークを付けて処理したことが分かるようにしました。
 春の講習会に続いて2回目の参加の清水美奈子さん=自動車修理販売=は「前回、最終回が参加できなかったので、再度挑戦しています。基礎から学べるので、簿記が初めてでも安心です。法人設立をして3年目、営業状態も正確に分かるので、最後まで参加したい」と話しています。

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