全国商工新聞 第3326号9月3日付
消費税増税反対を訴える布施、東大阪東部、八尾、柏原の4民商の人たち
大阪商工団体連合会(大商連)と府内の民主商工会(民商)は、消費税増税阻止、インボイス(適格請求書等保存方式)導入反対を訴えようと宣伝や署名に取り組んでいます。9日には、大商連などでつくる実行委員会が大阪市内で「消費税10%中止!デモ」を計画(別項)。それと連動し、「街の雰囲気を変える」という意気込みで活発な動きが広がっています。
「増税は許さない」ののぼりを掲げる宣伝隊
布施、東大阪東部、八尾、柏原の中河内地域4民商は8月19日、7月に続き、合同宣伝を行いました。7月の宣伝は布施、東大阪東部の両民商エリア(東大阪市内)の商店街などで実施。今回、午前の柏原市で31人、午後の八尾市で36人が行動に参加しました。
柏原市内では、柏原駅と河内国分駅周辺を練り歩きながら消費税増税反対を訴えました。
コンビニ前にいた青年に「宣伝を聞いてくれた? 消費税の署名やねん」と訴えると、「民商って聞いたことある」と快く署名。駅前に並んでいたタクシー運転手に声を掛けると、6人が次々と協力してくれました。河内国分駅前のスーパーで宣伝していたチームは、1時間で40人分の署名を集めました。
午後からは、八尾市内の近鉄八尾駅や高安駅近くの商店街に移動。宣伝隊3組が行動する中を3人単位の5組で訪問し、81人分の署名を集めました。同時に、4民商4台の宣伝カーが八尾市内全域を一斉に回り、増税反対をアピールしました。
八尾民商の今仲茂会長は、お客さんがいる飲食店でもためらわず店に入って対話。店員が店長を呼ぶと「民商です」と元気に声を掛け、その気迫に押されてか、店長も店員も署名してくれました。大商連が作製した「やめなはれ!消費税10%」うちわも大活躍。ビラやティッシュも渡し、「これ、ぜひ読んで。困ったことがあったら民商に電話して!」と訴えました。
今仲さんが強調します。
「訪問すると、ほとんどの業者がインボイスのことを知らない。関心を持ってもらえるよう、『ビラには、増税の先に待っている危険性も載せてます』と訴えています」