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セーフティネット保証(7号)活用できた
群馬・前橋民商会員 上乗せ融資して1本化
群馬・前橋の写真プリント業者は2月14日、県のセーフティーネット保証(7号)を活用して二つの銀行にまたがる市の制度融資(小口)3本を1本化し、280万円の追加融資を上乗せして借り換えることができました。毎月の返済額も3分の2に減額され、「自分で市役所や銀行、保証協会に行き、良い経験ができた。民商に相談してよかった」と喜びを語っています。
昨年10月末、融資の要求で民商に入会。夫が急死したため(有)国領写真商会を引き継ぎ、現在は息子が代表を務めています。現像作業、配達や事務と役割分担をして頑張っています。
しかし、デジカメの普及などで売り上げは減少。この数年間に、次つぎと四つの制度融資を借り入れたものの、返済が遅れがちになってしまいました。たまっている問屋への買掛金支払いのため、五つ目の融資を信頼していたT銀行に相談したところ、あっさり断られてしまいました。
その後、毎週開かれている民商の金融相談会に参加してセーフティーネット保証を知り、
早速、市の商業振興係に認定申請書類をもらいに行くと、前年同期比で返済額が10%以上減少し、国が認めたセーフティーネット指定金融機関に借入金があることに該当し、申請できることが分かりました。
急いでT銀行に認定証書類を出しましたが「条件変更でしか受けられない」と冷たい返事。保証協会で他の銀行にまたがる小口資金を一つにまとめるのも問題ないことを確認し、「A信組で申し込んでみては」とアドバイスをもらいA信組に申し込むと、決算書と最近の試算表を提出すれば検討されることに。決算に備え毎月作成していた試算表を見たA信組の職員は「事業内容がよく分かる」と理解を示しました。
その結果、T銀行の小口融資の全額返済と残りの債務をA信組に1本化でき、さらに問屋への支払い分の上積み融資が実現できました。
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