全国商工新聞 第3336号11月12日付
参加者をひきつけた初参加の県立大学シーボルト校のサークル「虹太鼓」の演奏
長崎民主商工会(民商)は10月21日、長崎市内の湊公園で第25回民商秋祭りを開き、地域の市民など1000人を超える参加者でにぎわいました。この日は好天に恵まれ、気温も上昇。長崎港に観光船も入港したこともあって、中国人観光客もつめかけました。
開会にあたり、徳永隆行会長=通信業=が「消費税増税、インボイス導入に反対し、中小企業振興基本条例の制定を行政に迫り、地域の発展、活性化に力を尽くしたい」とあいさつ。
中央ステージでは、民商祭りではおなじみの「ケレンシア」がフラメンコで、シアターダンスが「ベリーダンス」で舞台を盛り上げ、長崎大学吹奏楽部の素晴らしい演奏には観客の拍手が鳴りやみませんでした。
初登場の県立大学シーボルト校のサークル「虹太鼓」は迫力あるバチさばきを披露。最後は、昨年に引き続き高島町在住のレゲエグループ「RAINBOW MUSIC」が登場し、大いに観客席を盛り上げ、観衆の気分は最高潮に達しました。
会場では、民商の支部などが焼き鳥、カレー、うどん、白玉、ホットドッグ、たこ焼き、ウインナー焼きなどを出店し、売り切れてしまう店も。また、無農薬のコメ、野菜などが販売されました。子どもたちもビックボール釣りやお菓子釣りなどで祭りを楽しみました。
婦人部によるバザーも大にぎわいで、餅つき会場では「よいしょっ」の大きな声とともに、おいしい餅がつきあがり、参加者に振る舞われました。
祭りを締めくくったのは、「お楽しみ大抽選会」。景品は協賛した店が提供し、長崎和牛、寒ブリ、高級メロン、車エビはじめ100点以上の豪華景品が勢ぞろい。当選者の発表のたびに「当たった」「えー、はずれ」の歓声とため息が会場に響きました。
目玉の会長賞(特賞)は50V型4Kテレビ。城山支部の順建設の吉田恵子さん=建設=が引き当て、「やったー」と喜びの声を上げ、徳永会長とがっちり握手を交わしました。
本多邦暁実行委員長=建設=は「今年は、準備や後片付けにも多く参加していただき、スムーズに進行できた。あらためて組織の力が重要だと感じました。来年もさらに頑張りたい」と話していました。
ヘッドギア、グローブをつけた本格的なボクシングに参加者も大興奮
群馬・伊勢崎佐波民主商工会(民商)は10月21日、伊勢崎市粕川公園内で「第13回民商祭り」を開催。会員とその家族、従業員や地域住民など200人を超える参加者が来場しました。
川又孝夫副会長が司会を務め、小金澤國泰実行委員長(民商常任理事)が「今日の祭りには、さまざまなお店を出しています。ぜひ楽しんでください」とあいさつ。
この後、恒例の野菜(先着100人、キュウリ、ナス、春菊)やおもちゃの無料配布が行われるとあって、参加者は列をつくって受け取り、歓声を上げました。
会場で来場者を出迎えたのは、ジャガバター、モツ煮、お赤飯、フランクフルト、コロッケ、いなりずし、焼き芋、おもちゃくじ、飲み物販売、メダカすくい、ヨーヨー風船釣り、バザーなど、民商の支部や婦人部、青年部などによる多彩な模擬店。
「この焼き芋おいしいね」「モツ煮にはビールが合う」などの弾んだ声に包まれました。
中央ステージでは、マジシャンがマジックを披露し、川又副会長が“得意の”ハーモニカで懐かしの歌を演奏。民商事務局の藤田孝男さんは消費税増税やインボイスの正体を暴く漫談で、来場者を大笑いさせました。
ステージ脇では、伊勢崎工業高校の生徒たちがミニ鉄道を運行し、子どもたちの人気を呼びました。初参加となった「伊勢崎ボクシングジム」は、簡易リングをつくって公開スパーリングや、グローブ、ヘッドギアをつけての体験教室を実施。参加者は、“手出しをしない”ジム生徒にパンチを浴びせ、大人から子どもたちまで大喜びでした。
午後の部は「値が下がっていく」オークションと大抽選会。焼き物や電化製品などが激安で落札・販売され、大抽選会では、お米5キロや洗剤セットなどが当たりました。会場からは「もう一声!下げて」「当たった!」「あー、番号一つ違いだ」などの声が上がり、大きな盛り上がりをみせました。
参加者からは「楽しい民商祭りだった」「これで地域が元気になればいいね」などの感想が出されました。