全国商工新聞 第3372号2019年8月5日付
福山市の補助金を活用して設置された止水板
広島県福山市は浸水が建物内部に侵入することを防ぐ「止水板」の設置に必要な経費を補助する「止水板設置補助金交付制度」(止水板補助金)を創設、4月から施行しています。
未曽有の被害をもたらした西日本豪雨(2018年7月)では、福山市でも浸水被害が多発。止水板補助金は「大雨による浸水被害を軽減」し「市民の安全や財産を守る」ことを目的に創設されたものです。
補助対象は、福山市内の住居や事務所で、建築物の所有者に止水板の購入、設置・関連工事費用の2分の1を補助するものです。限度額は50万円。
民商では、「浸水被害が不安な方、止水板設置をお客に勧めようと考えている業者は、気軽に声を掛けてほしい」と呼び掛けています。また、市に対して災害対策をもっと重視し、税金を投入するよう、求めていくことにしています。