広島・三次 | ■「 借金してでも払え」の発言を謝罪し、市として初めて「徴収猶予」を認める
市民税の滞納に対して広島・三次市役所から「借金してでも払え」と迫られていた会員は08年8月、発言の撤回と納税緩和措置を求めて市と交渉。市側は「あってはならないこと」と発言を謝罪。「経済的理由」により市として初めて「徴収猶予」を認定。(2800号) |
埼玉・川口 | ■「 換価の猶予」主張して差し押さえを解除
市民税などの滞納で蕨市から土地と建物を差し押さえられ、取引銀行から借入金の一括返済を求められていた会員は05年6月、市と交渉。「このままでは事業の継続や生活の維持が困難になる」と「換価の猶予」の適用を主張。担当課長は「換価猶予」を認め、差し押さえを解除。(2692号)
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大阪・福島 | ■ 固定資産税も徴収猶予が認められた
市税滞納により福島区役所から差し押さえを受けた会員3人は08年3月5日、集団交渉。固定資産税を400万円を滞納している会員は、妻の病気を理由に「徴収猶予」を決定し、延滞金も全額免除に。固定資産税を86万円を滞納していた会社員は妻の病気を理由に「徴収猶予」を決定し、分納と延滞金の全額免除に。(2826号) |
岩手・胆江 | ■ 国保税も徴収猶予が認められた
「岩手・宮城内陸地震以降、1カ月間収入がない」と08年7月、会員が奥州市に国保税の「徴収猶予」を申請。「災害」を理由に「徴収猶予」が認められ、1年分割で延滞金ゼロに。(2844号)
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大阪・平野 | ■ 固定資産税の延滞金120万円を免除
固定資産税の滞納で大阪・平野市から厳しい督促を受けていた会員は07年8月、民商の仲間と市に交渉。多額の知人の借金を肩代わりして払えなくなった理由などを説明。市は市税条例47条(市長の認定による市民税の軽減又は免除)を適用し、延滞金を120万円を全額免除。(2800号) |
大阪・福島 | ■「 滞納処分の停止」を認め、差し押さえを解除
固定資産税46万円を滞納し、大阪市此花区役所が銀行口座に振り込まれたばかりの年金を差し押さえ。会員と民商役員らは「生活費である年金を差し押さえていいのか」と商工新聞を示して抗議。税務課長は「決算書から判断して滞納処分の執行停止に該当する」と明言。差し押さえを解除。(2703号) |
京都・左京 | ■ 出産一時金が「差押禁止財産」であることを認め、差し押さえた預金を返還
健保組合から振り込まれた出産育児一時金(35万円)を京都府に差し押さえられ、滞納していた自動車税11万6900円に充当された会員は08年1月19日、「滞納処分の停止を求める請願書」を提出。「健康保険法61条は、出産育児一時金などの保険給付への差し押さえ禁じていると民商の仲間と粘り強く交渉。府は主張を認め、全額を返金。 |