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侵略戦争美化発言に抗議(08・11・12)



 全国商工団体連合会は11月10日、「田母神前空幕長の侵略戦争美化発言に抗議し、責任の明確化と新テロ特措法延長案の撤回を求める要請」を麻生首相と浜田防衛相に宛てて送付しました。
全文はいかのとおり。

 田母神前空幕長の侵略戦争美化発言に抗議し、
責任の明確化と新テロ特措法延長案の撤回を求める要請


 田母神俊雄・前航空幕僚長が「我が国が侵略国家であったというのは濡れ衣だ」と歴史を歪曲し、集団的自衛権行使禁止を批判する論文を発表したことに驚くとともに、強く抗議します。

 政府は、この論文が政府見解を逸脱するとして田母神氏を更迭しましたが、これですませるわけにはいきません。同氏はこれまでも、4月のイラクでの空自活動を違憲とした名古屋高裁判決に対して「そんなの関係ねえ」と発言するなどの言動を繰り返してきました。今回の事件に対しても主張を撤回するどころか開き直っています。政府見解を否定し歴史をゆがめる言動を繰り返してきた人物を航空自衛隊トップに任命し厚遇してきた歴代政府と定年退職扱いでお茶を濁す麻生内閣の責任は重大です。

 侵略戦争と植民地支配に歴代政府が言葉だけの反省を繰り返してきたこと、今回の懸賞論文に100人近い自衛隊幹部が応募してきたことなど、問題は特別な1個人にあるのみでなく、歴代自民党政府と自衛隊の、戦後政治を否定する根深いゆがんだ歴史認識にあることは明らかです。

 田母神論文には諸外国からも厳しい批判があがっており、現在の体質のまま自衛隊を新テロ特措法の延長によって海外派兵させることは、新たな国際的批判の火種となることは必至です。

重ねて、田母神氏の発言に抗議するとともに、以下の事項を要請します。

 1、田母神問題の全貌と背景を明らかにし、任命した首相・防衛大臣はじめ政府と防衛省の責任を明らかにすること。

2、田母神氏を退職扱いでなく、懲戒免職とすること

3、新テロ特措法延長案を撤回し、廃案とすること

   
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