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  トップページ > 平和・民主のページ > 安保・基地 > 全国商工新聞 第2800号 10月1日付
安保・基地
 
横浜市米軍ジェット機墜落から30年
基地ない日本の実現を
横浜緑民商ら実行委 メモリアル集会に300人
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300人が詰めかけた集会で講演する早乙女さん
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米軍ジェット機が墜落・炎上した直後の現場(横浜緑民商会員の内藤嘉利さんが撮影)
 横浜市青葉区(当時緑区)に米軍ジェット機が墜落・炎上し、幼い2人の子どもが全身大やけどで死亡した事件から30年、その母親が亡くなって25年の節目を機に、事件の背景を探ろうと「動く基地めぐり」やメモリアル集会が9月22日、29日に神奈川県内で開かれました(主催は同集会実行委)。
  22日の「動く基地めぐり」では厚木基地を視察。長さ2000メートルを超える広々とした滑走路を見渡した参加者は、民家のこんな近くに「戦争のための滑走路」があること、この基地を飛び立った米軍機が民家のすぐそばに落ちたこと、その燃料が炎上して生身の人を焼いたことを、あらためた実感していました。
  29日のメモリアル集会には、民主商工会を含め300人を超える参加者が集いました。被害者の一人で国と米兵を相手に、民事裁判で勝利した椎葉寅生さんが「自衛隊は無傷の米兵を助けても警察、消防に通報することさえしなかった」と自衛隊が国民を守らなかった事実を語りました。
  横須賀市内で昨年1月、米兵に妻を殺された山崎正則さんは「警察は米兵が映っていた防犯ビデオを入手した後も、私を解放しなかった。私が犯人なら都合がよかったのでしょう」と容疑者として取り調べを受けた体験も交えて語りました。
  作家の早乙女勝元さんが記念講演し「世界の主権国家のうち、軍隊を持たない国は27あるが、軍事攻撃された国は一つもない」と指摘。「日本の基地からイラクの子どもを殺す米軍機が出撃している。米軍があるから守られているという呪縛から、解き放たれる時期である」と訴え、参加者は大きくうなずきました。
  62年前も、30年前も、そして現在も、軍隊は国民を守らないこと、平和を守るのは私たち自身の運動であることを明らかにし、基地のない平和な神奈川・日本を実現しようと確認し合いました。
 
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