関電抗議行動でデモ割 参加者に割引=兵庫・姫路
兵庫・姫路民主商工会(民商)は、関西電力(関電)姫路支店前で行っている原発ゼロをめざす抗議行動の参加者をデモ割で支援しています。9月から始まりすでに4回目に。姫路でのデモ割は、東京都杉並区、千葉県船橋市、大阪市福島区に次ぐもので、「中小業者の新しい連帯。これからも続けたい」との声が上がっています。
デモ割は、原発ゼロをめざすデモや集会参加者に、連帯の気持ちを込めて料理やお酒などを割り引きして提供するものです。
姫路民商では、2店が参加。料理やお酒などを10%引きで提供、原発ゼロの運動を応援しています。
姫路では、首相官邸前で毎週行なわれている行動に連帯して、毎週金曜日の午後5時30分から、40人ほどが関電姫路支店前に集まって大飯原発の再稼働などへの抗議行動を展開しています。
しかしその時間帯は飲食関係の民商会員にとっては、書き入れ時。原発ゼロへという思いがあっても抗議行動には参加できずにいました。そんなときに目にしたのが、デモ割を伝える商工新聞の記事。「こういう形の支援もあるのなら、やってみよう」と、スタートしました。
9月28日、抗議行動終了後、20人がデモ割を企画している会員のお店に集まり交流会を開催しました。おいしい料理やお酒を楽しみながら、「なぜ抗議行動に参加しているか」を語り合いました。
参加者は「私の店にも、デモ参加者がデモ割のチラシを手に来店してくれる。これからも継続して応援していきたい」「初めは10人と聞いていたけど、2倍の人数が来てびっくり。忙しかったが、参加された方みんなが満足して帰ったのを見て、やって良かったと思っています」と笑顔でした。
民商では「さらに参加店を増やし、デモ割を継続していこう」と話し合っています。
全国商工新聞(2012年10月15日付)
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