生活苦しめる増税やめて
10%中止デモ

全国商工新聞 第3371号2019年7月29日付

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「消費税を10%に上げるな」と訴えた「ストップ!消費税10%・京都デモ」

 「ストップ!消費税10%・京都デモ」が1日、消費税廃止京都各界連絡会の呼び掛けで行われ、約50人が参加しました。
 デモ出発前に、京都市役所前で宣伝。京都府商工団体連合会の久保田憲一会長が「中小業者は、たとえお客さんからもらえなくても、消費税を納税しなければならない。消費税は中小業者にとっては損税だ」と訴えました。
 今春の京都市議選に東山区から無所属で立候補した白坂ゆうこさんは「私たちの暮らしは20年、30年前に比べて、確実に苦しくなっている。財源をどうすればいいかと考える前に『苦しい!』と声を上げることが大事」と強調。日本共産党の平井良人京都市議は「消費税に頼らず、大企業や大金持ちに応分の負担を求めて、暮らしを良くする政策を」と訴えました。
 青年2人がマイクを握り、「若者が将来に希望を持てない社会はおかしい。生活の苦しい人でも払わなければならない消費税を上げるべきではない」「消費税の負担が重いため、結婚式を諦めて、友人を呼んでのささやかなパーティーで済ますしかなかった」と、消費税が若者を苦しめている状況を語りました。
 宣伝後、京都市役所前から四条河原町に向けてデモ行進。「消費税は、消費に対する罰金として機能する税金であり、景気を底から冷やします。今、10%への増税を強行すれば、リーマンショック級の大不況を招いてしまうことは間違いありません。消費税10%は絶対に中止させましょう」と呼び掛けました。
 「消費税を10%に上げるな」「国民生活を守れ」「税金は大金持ちから取れ」「社会保障にもっと税金を使え」などと、沿道の人たちにコールしました。

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