「10%ストップ」全国で
「増税中止」へ野党共闘も

全国商工新聞 第3362号2019年5月27日付

参院選で意思表示しよう 兵庫県ネット

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神戸・元町大丸前で10月からの増税中止を訴えた10%ストップ!兵庫県ネット

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 「10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワーク」(10%ストップ!兵庫県ネット)は4月13日、神戸・元町大丸前で街頭宣伝行動に取り組みました。「10月からの消費税10%への引き上げをストップさせよう」と県保険医協会、県農民連、県民医連、新日本婦人の会県本部、年金者組合県本部、全国FC加盟店協会、自由法曹団県支部、兵庫県商工団体連合会(県連)など11団体と税理士など43人が参加。10%中止署名を77人分集めました。シール投票では「増税、ほんま腹立つわ」と3枚も貼っていく男性もいました。
 兵庫県連の磯谷吉夫会長は「消費税は大企業の減税に使われた。国民の懐を温める政策に転換せよ」と増税中止を訴え。大島誠税理士は「統計データを改ざんし、増税の道をつくる政府こそ本物の『ワル』だ。国民の暮らしを苦しめる増税はストップさせよう」と訴えました。兵庫県社会保障推進協議会の堤匠事務局長は「国保証が手元になかったり、医療費が払えず、手遅れで亡くなられた事例が兵庫県で2件あった。消費税で社会保障は良くなっていない」と訴えました。
 日本共産党の金田みねお参院選予定候補は「増税しなくても財源はある。次の選挙では増税ストップの勢力を伸ばしていただきたい」と訴え。立憲民主党の桜井周衆院議員から「市民が生活の豊かさを実感できない好景気など、虚構でしかありません。しっかりと経済を立て直し、まじめに働く者がばかを見ない政策と税制を築くことが今、求められています」、緑の党兵庫県本部から「経済を失速させる最悪のタイミングでの消費税アップです。ぜひ一緒に阻止しましょう!」とメッセージが届きました。
 同ネットは4月1日に結成され、287人を超える賛同が寄せられています。5月9日には、神戸大学の二宮厚美名誉教授を講師に「増税は必ず止められる」と学習。中止するために、力を合わせようと行動提起を確認しました。

県ゆかりの著名人も訴え 山形県民ネット

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10月増税ストップの運動を確認した山形県民ネットのキックオフ集会

 「10月消費税10%ストップ!山形県民ネットワーク」は4月27日、キックオフ集会を山形市の山形国際交流プラザ(ビッグウイング)で開催し、県内各地から約30人が参加しました。
 呼び掛け人を代表して、山形県商工団体連合会(県連)の遠藤強会長が開会あいさつ。「10%に増税されれば、地域経済はますます疲弊し、大不況に陥る。党派や立場を超えて、10月増税ストップの一点で運動を大きく広げていきましょう」と呼び掛けました。また、山形県保険医協会の國井兵太郎理事長、一般社団法人山形県歯科衛生士会の末廣かなえ顧問、農民運動山形県連合会の小林茂樹会長、外塚功弁護士の4人の呼び掛け人が、それぞれの立場から「消費税増税中止」に向けた熱い思いを語り、県民へのアピールを発表しました。
 同ネットの呼び掛け人には、ジャーナリストの斎藤貴男氏、山形県ゆかりの評論家の佐高信氏、歌手の日野美歌氏をはじめ、14人が名を連ね(4月23日現在)、当面の活動として「10月からの消費税10%はストップ」の一点で大きく世論を動かし、ネットワークへの参加を呼び掛け、署名活動、学習会などを開催し、「5・24中央集会」へ代表を送ることを計画しています。

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