全国商工新聞 第3349号2019年2月18日付
「消費税10%ストップを」と署名を呼び掛けるネットワーク岡山準備会(仮称)
「消費税10%(10月実施)ストップ!ネットワーク岡山」(仮称)準備会は1月27日、岡山市内で、「増税10%、10月実施困るじゃない」と題した学習会を行いました。
講師は、神戸市にある税理士の合同事務所の大島誠さん(消費税廃止兵庫県各界連絡会事務局長)。税制そのものの解説から、消費税のもつ逆進性など、わかりやすく説明しました。
10%への引き上げ時の複数税率に伴って導入されるインボイス制度のために、500万人を超える免税業者が取引から排除されかねないこと▽インボイスには税務署から与えられる「登録番号」の記入が義務付けられること▽また、「軽減」税率で、業者はさまざまなケースで客とのトラブルに巻き込まれかねないこと▽輸出戻し税は、大企業に補助金を出すためにつくられた、消費税の「隠れた目的」であること▽消費税増税後の景気対策で計画されているポイント還元などは複雑で、低所得者や高齢者など恩恵を受けられない人もおり、さらに貧困と格差を広げ、多額の予算を必要とする-などを説明。「最大の景気対策は、増税しないこと」などと強調し、参加者は増税中止の運動を盛り上げる大切さを学びました。
集会では、アピールへの賛同や署名活動の推進などが提起されました。集会後、岡山駅西口(さんすて前)で、署名・宣伝を行い15人が参加、45人分の署名が寄せられました。