全国商工新聞 第3348号2019年2月11日付
「消費税10%ストップの声を京都の隅々まで広げたい」-。「10月消費税10%ストップ!京都ネットワーク」が昨年12月末に結成された京都では、賛同者1万人の名前をウェブサイトで公表する取り組み(現在の賛同者は1100人以上)や、行政区ごとの「10%ストップ!ネット」づくりなど、多彩な運動が広がっています。
「消費税10%ストップ!」を訴える「中京の会」の宣伝行動
運動の中心を担っている各地の民主商工会(民商)の中には、賛同者を掲載した行政区ごとのポスターの作製や、地方議員や地元の商店街、業界団体回りに取り組み始めているところもあります。
地域ごとの「ストップ!ネット」としては、「ストップ!消費税増税・中京の会」がすでに約600人の賛同者を集めています。「中京の会」では、2016年10月にも賛同者の名前を載せた「バイバイ、増税!」ポスター第1弾を作製。ポスター第2弾もつくろうと準備を始めています。
「10%ストップ!京都ネット」呼び掛け人の一人で「スナックおか」店主・京都府商工団体連合会(京商連)会長の久保田憲一さんが意気込みを語ります。「京商連では昨年6月以降、府内の420の業界団体に消費税増税ストップでの協力を申し入れてきました。ある連合会のトップで有名京料理店のオーナーからも『賛同します』という声が寄せられた。『現金のみ』の安売りで有名な府内のチェーンスーパーでも、政府が強制しようとしているキャッシュレス決済に対する懸念があるのではないでしょうか。立場の違いはあっても、増税ストップの一点で共同を広げていきたいですね」