全国商工新聞 第3342号2018年12月24日付
「増税中止」と「社会保障充実」を訴え署名を集めた千葉県各界連と千葉県社保協
千葉県各界連と社会保障推進千葉県協議会は11月22日、定例のJR千葉駅頭宣伝を実施。11人が参加し、「消費税10%中止」「社会保障充実」の二つの署名が12人分集まりました。宣伝プラスターを並べ、ハンドマイクで訴えて、チラシとはがき署名入りのポケットテッシュ200個を配りました。
宣伝を始めてすぐに消費税10%中止署名に応じた女性は「私はもう働いていないので、暮らしは苦しくなるばかり。これで消費税を上げるなんてとんでもない」と声を上げます。「社会保障充実の署名もお願いします」と話し「母親の介護もあるから良くしないとね」と、両方の署名に応じてくれました。バスから降りてきた女性は「首相は国民の声を聞いていない」と怒り心頭。高齢の男性は、宣伝物を受け取り「消費税が上がるのも困る。年金給付も下げ続けるなんて、許せないよ」と署名。訴えをじっと聞いていた80歳の女性は「なんでも勝手に決めるアベ政治は、このままじゃダメね。特に税金の集め方と使い方がひどすぎる」と署名に協力。その他にも「姉は75歳の後期高齢者保険で、介護も保険料負担が心配だし、医療窓口2割負担にする? ひどすぎるでしょ」「日産のゴーンは役員報酬もらいすぎ。お金のあるところから税金払ってもらえばいいのでは」と、怒りの声が寄せられました。
参加団体では、12月24日までの一斉行動で、主要な駅頭、集客があるスーパー前、商店街などで「10%中止」と「社会保障の充実を」の声と署名を広げようと確認しました。
世論を盛り上げようとシール投票にも取り組んだ広島市各界連
広島市各界連は11月22日、金座街署名宣伝を行い、県労連、全教広島などから12人が参加。署名19人分が集まりました。
「世論をもっと盛り上げたい」と、全教広島の協力でカラフルなシール投票のボードが登場。「あなたは消費税増税に賛成、反対、よくわからない」の質問をしながら消費税の不当性を訴えました。いつもより、たくさんの人が足を止め、関心の高さがうかがえました。シール投票は賛成17、反対47、よくわからない6。賛成の3分の2くらいは「嫌だけど、将来のためにしょうがないよねぇ」「どうせ上がるんでしょ?」と諦め気味。一方で、反対は「絶対に反対よ」「上げられたら困る」と意見が出されました。チラシの入ったポケットティッシュもアッという間になくなりました。12月は毎年恒例のクリスマスデモも予定。「増税しなくても財源はあります」「消費税増税絶対反対」の世論を高め、増税を絶対に阻止するためにも、引き続き共闘を強めます。