全国商工新聞 第3334号10月29日付
デモに出発する「ストップ!消費税増税・中京の会」。隊列先頭の中央は久保田憲一・京商連会長
京都・中京民主商工会(民商)も参加する「ストップ!消費税増税・中京の会」は10月1日、「ストップ!消費税10%・京都デモ」を行いました。
出発前に京都市役所前で街頭演説会を行い、梶川憲・京都総評議長、久保田憲一・京商連会長、エキタス京都の代表、平井良人市議(共産)が訴えました。
梶川議長は「安倍政権は労働者の最低賃金が3%しか上がっていないのに、来年10月には消費税を10%に上げようとしている。大企業は内部留保を増やすだけで労働者の懐には入ってこない」と訴えました。
久保田会長は中小業者の実態を最近のデータを交えて報告。「消費税が増税になったら今後やっていけない。軽減税率といってごまかし、インボイス導入で手間が増えるだけ。10%への引き上げを何としても中止させよう」と呼び掛けました。
エキタス京都からは大学院生が「最低賃金を1500円にという運動をしているが、同時に中小企業支援も要求している。消費税が10%に引き上がると企業は人件費などをさらに削ろうとする。最後に苦しむのは労働者。増税は何としても中止に」と訴えました。
平井良人市議は中小企業からの生活相談が増えたことに触れ「他の政党とも連携し、消費税増税中止を国に要求していく」と決意を語りました。
街頭演説会後、「消費税10%は中止しろ」「日本経済を守れ」「国民生活を守れ」「軽減税率でごまかすな」などとコールしながら四条河原町までデモ行進。沿道からの大きな注目を浴びました。