全国商工新聞 第3345号2019年1月21日付
名古屋市信用保証協会に要望書を手渡す愛知県連の服部守延会長(右)
愛知県商工団体連合会(県連)と名古屋西部、名古屋東部、名古屋北部、昭和天白瑞穂、港、名古屋南の名古屋市内6民主商工会(民商)は12月7日、名古屋市信用保証協会と懇談しました。
懇談会は、より良い信用保証制度と中小業者を融資面で支援する保証協会の役割発揮を求めて毎年行っているものです。
保証協会は「市の制度融資をはじめ、多様なニーズに応えるべく、銀行とも連携している。事業者が経営診断や経営計画を策定できるよう、中小企業診断士協会など外部機関の協力を得て指導・相談を行っている」「創業者向けには市振興センターと連携し、相談やセミナーを開催している」と活動を紹介。融資については「長所を最大限に考え、短所の改善に向けた提案を行い、銀行にも保証協会と重複した審査にならないように協力を依頼している」と話しました。
昨年比で申込数、融資実施数ともに減少していることについて、「マニュアル通りの審査が多く、申込者の状況など聞くことがないのでは」と問うと、「保証協会への直接申し込みも減り、お客さまの所に出かけての審査件数が少ない。臨店審査の経験も不足している」と明かしました。
お互いに協力し、より良い融資制度、利用しやすい保証協会になってもらうために、申込者を増やすことや業者の立場に立った審査などを再度、要望しました。